カワサキレーシングチームからのフィードバックを元に開発したドッグリングトランスミッション。軽いシフト操作と良好なタッチでシフト時間を短縮し、素早い加速にも威力を発揮します。

クラッチスプリングの荷重を軽減するアシストカムは、より軽いクラッチレバー操作を実現し、ストップ＆ゴーが連続する市街地や渋滞でライダーの負担軽減に貢献します。また、スリッパーカムはシフトダウンの際に発生するバックトルクを逃がすことで、リヤタイヤのホッピングやスリップを低減できます。

吸気ダクトの形状を工夫することで、スーパーチャージャーの作動音と吸気音をチューニング。スーパーチャージドエンジン搭載モデルでしか聞くことのできない、独特でエモーショナルなエンジンサウンドを作り上げています。

フルアジャスタブル構造のショーワ製フロントフォークSFF-BPと、伸側調整とプリロード調整機構を持つショーワ製ショックユニットを搭載したユニトラックリヤサスペンションの組み合わせが、優れたハンドリング性能に貢献。ライダーの体格や好みに応じたセッティングも容易に行えます。

Z H2 はラジアルマウントのブレンボ社製M4.32モノブロックキャリパーとø 320mmの大径ブレーキディスクを備えたフロントブレーキにより、強力かつコントロール性に優れた制動力を実現。またZ H2 SEでは、ブレンボ社製Stylemaモノブロックキャリパーとブレンボ社製マスターシリンダーを採用した、よりハイスペックなブレンボ社製フロントブレーキパッケージを装着。制動力とコントロール性をさらに高めています。

アップライトなポジションのハンドルバーと、ベースプレートの形状や素材、クッションの厚みを最適化したシートによって、自由度が高く、リラックスしたライディングポジションをとることができます。ハンドルバーは、幅広で直径が太いファットファットタイプハンドルバーとし、ライダーの操作を容易に。コンパクトなスイッチ類は機能性やデザイン性も高めています。

忘れてはならないのが、ヘッドライトカウル中央に施されたカワサキリバーマークのエンブレム。特別なモデルにだけ装着が許されたこのエンブレムは、Z H2がフラッグシップモデルであることを表しています。

ヘッドライトからテールランプまで、すべての灯火類に鮮明な光を放つLEDバルブを採用。モダンなLEDライトシステムは優れた視認性と広くクリアな視界を確保し、Z H2のアグレッシブなスタイリングにもアクセントを加えています。

オールデジタルのTFT (薄膜トランジスタ) カラー液晶インストゥルメントパネルは高い視認性を確保し、コックピット周りに先進性と高級感を与えています。スクリーンの背景色は黒と白から選択可能で、画面の自動調光機能を備えています。

3つのモードで幅広いライディング条件をカバー。滑りやすい路面などさまざまな状況において安定した車体の挙動維持をサポートするとともに、スポーツライディングでのパフォーマンスを強化します。

発進時に最も効率的に加速するための電子制御システムがKLCM。エンジン出力を制御することでホイールスピンを抑え、更にホイールリフトも必要最小限にとどめ効率的な加速を実現します。※クローズドコースでのみ使用して下さい。

カワサキ独自のブレーキ制御システムであるKIBSは、ブレーキキャリパーの油圧を緻密に制御。リニアな制動特性とし、最小限の介入で安定したブレーキングを可能にします。コーナリング中にブレーキにおいても、高度な油圧制御により、ライダーが意図したラインをトレースできるようアシストします。

路面および走行状況にリアルタイムで適応し、理想的な減衰力を提供するカワサキのセミアクティブエレクトロニックコントロールサスペンション、KECS。ハイレベルのメカニカルコンポーネンツと最新の電子制御技術を組み合わせたKECSは、幅広い走行シーンで快適な乗り心地を実現するとともに、スポーツライディングにも適した減衰力を生み出します。また、レインモード (インテグレーテッドライディングモード) に、ショーワ製スカイフックEERA (電子制御ライドアジャスト) テクノロジーを採用。走行安定性を向上させています。

手元のボタンでスピードを設定すれば、スロットルを操作しなくても自動でスピードを維持するクルーズコントロールシステムを採用。長距離走行時のライダーの負担を軽減し、より快適なツーリングを楽しむことができます。

カワサキクイックシフターは、クラッチ操作なしでシフトアップとシフトダウンが可能。シームレスな加速と、スムーズな減速を実現します。 (エンジン回転数が約2,500rpm以下の時にはKQSは正しく作動しないことがあります)

専用のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」を使用することで、スマートフォンとの相互通信が可能。車両情報、ライディングログ、電話着信 / メール受信の確認や、各システムのモード設定など、バイクライフを豊かにする多くのインタラクティブな機能を実現しています。