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カワサキ


レポート

2019 All Japan Motocross Championship


全日本モトクロス選手権 第3戦レポート


小方誠が両ヒートで2位入賞し、ランキング3位に浮上

 Kawasaki Team GREENの#4小方誠が、全日本モトクロス第3戦で総合2位に入り、多くのカワサキファンから歓声を浴びた。僚友の#331新井宏彰が欠場中のため、今大会も小方のみの1台態勢だったが、グリーンの応援フラッグが観客席の随所で振られていた。
 世羅グリーンパーク弘楽園は、この中国大会前のコース整備によって従来よりもザクザクした路面に変わった。このため走行ラインの選択肢が増え、競り合いに満ちたレースが繰り広げられた。
 決勝ヒート1、小方はスタート5番手から4周目3番手に浮上。7周目には2番手をかわして、トップを追うポジションを得た。しかし間隔を縮めることができないまま、トップ3が単独チェッカー。2位でフィニッシュした。
 ヒート2では、小方がホールショットを決めたが、トップ争いで先行され、しばらく2番手走行が続いた。その後、小方の背後には3番手が迫り、三つ巴の接戦となった。終盤になると、オープニングラップ8番手と出遅れていた選手に追い着かれ、小方は3番手で最終ラップに突入した。この局面で前を走る2台が接触転倒し、小方が一時トップに立ったが、下り坂の先のヘアピンで2番手にかわされ、小方は2位でチェッカーを受けた。
 総合2位(2位/2位)を獲得した小方は、シリーズランキング3位にアップ。首位に18点、2位に10点差の位置につけている。
 日曜日の昼休みにはパドックで、チームグリーン・トークライブが開催された。当初予定されたIA2クラス首位、#386横山遥希(グリーンクラブ&パーク神戸RT)の出席は体調不良のためキャンセルされたが、KAZEブースに集まった多くのカワサキファンを前に、小方が力強いメッセージを発信した。

●#4 小方誠(IA1/2位/2位)
 広島はカワサキにとってホームグラウンド的なところだし、僕自身ピンピンを取ったことがある得意のコースなので、好成績を期待していました。ただ、ヒート優勝した第2戦から3週間になりますが、調子はまだ100パーセントとは言えず、フィジカルからレース勘まで含めて80パーセントぐらいの状態だったので、2位/2位でも仕方がないかなという気持ちと勝てなくて悔しい気持ちがあります。
 土曜日の予選レースでは、1周目に自分のミスでギャップに入ってしまって転倒。右手と左ヒジを痛めました。特にその影響があったとは思えませんが、決勝では少し押さえが利かなかったところがあったかもしれません。
 ヒート1はスタートがぼちぼち出られて、徐々に前の2人に追い付いて3番手まで上がりました。その後、山本選手のペースが落ちたので抜いたんですが、トップの成田選手は抜けずに終わりました。
 ヒート2はホールショットを取ったんですが、なかなかペースが上がらなくて、1周目から山本選手に抜かれては抜き返したりしていました。終盤になって成田選手に抜かれた後、最終ラップに山本選手と成田選手が転倒したためトップに立ちました。逃げ切ろうとしたんですが、下りの突っ込みで深谷選手にインを差されました。手前の6連+2連でどっちから来るのか考えながら、中途半端なラインを飛んでしまったんです。
 勝てたレースだったかもしれませんが、成田選手の速さと自分の体調などを含めて考えると、勝てるまでにはまだまだやることがあると感じました。


全日本モトクロス選手権 第2戦レポート


小方誠が総合優勝(1位/2位)

 全日本モトクロス第2戦に臨むKawasaki Team GREENは、開幕戦に続いて#331新井宏彰を欠く不完全な態勢だったが、#4小方誠が総合優勝(1位/2位)を飾り、オフロードヴィレッジにおけるカワサキの強さを誇示することになった。
 埼玉県川越市は土日とも晴天に恵まれた。予選などが実施された土曜は30度弱の暑さだったが、決勝日は気温が低めで過ごしやすかった。硬質路面は乾きが早く、頻繁な撒水が必要とされた。レースのインターバルにはスプリンクラーが稼働したが、硬い表面がウェットになり滑りやすくなったスポットが随所にあった。
 決勝ヒート1では、小方が見事なスタートトゥフィニッシュを飾った。1コーナー先のビッグジャンプを先頭でクリアした小方は、序盤から徐々にリードを広げると、7周目にベストラップ1分29秒533を記録。2位に4秒強の差をつけ、トップでチェッカーフラッグを受けた。
 ヒート2では、3番手でスタートした小方だったが、2周目からは順位を上げトップの背後をぴたりとマーク。終盤は3番手の接近を受けて三つ巴のバトルとなり、一時は3番手に後退したが、前方車両の転倒によって、再び2位に浮上してフィニッシュした。総合優勝を獲得した小方は、ランキングを4位まで回復させている。
 日曜日の昼休みにはパドックで、チームグリーン・トークライブが開催された。ヒート1で優勝したばかりの小方が登壇し、KAZEブースに集まった多くのカワサキファンと喜びを共有した。
 なお同日開催されたIA2クラスでは、#386横山遥希(グリーンクラブ&パーク神戸RT)がKX250を駆り、総合優勝(3位/1位)を果たしている。

●#4 小方誠(IA1/1位/2位)
 開幕戦では全力を発揮できませんでしたが、なんとか2戦目で優勝できたのでうれしいです。去年の最終戦前にヒザを手術して以来、リハビリに専念していた期間が長かったので、レース勘がなかなか取り戻せなかったようです。ライン取り、駆け引き、何から何までダメでした。もちろんフィジカル的にも100パーセントじゃなかったし、瞬発力も持久力も足りていませんでした。それでも勝てたのは、やっぱり地元の関東で乗り慣れていた意識と、ファンのみなさんの応援があったからだと思います。
 ヒート1はスタートが上手く決まり、1コーナーを回ったらトップだったので、あとは自分の走りをするだけでした。今大会に向けてのセッティング変更や、昨日の予選後のアジャストでマシンの感触が良く、朝のプラクティスで乗れていたイメージで走りました。そのうちに後ろが離れていったので、途中からいいレースになりそうだという予感はしていました。
 ヒート2では成田選手が出て、2番手の自分は詰めたり離されたりしていたんですが、なかなか抜けなかったのでしばらく後ろについてチャンスをうかがっていました。ラスト2周の裏のS字で、山本選手にアウトから抜かれてしまったんですが、最終ラップに転倒していた山本選手の前に出ることができました。
 実は5月8日に男の子が生まれたんです。結婚5年目でようやくコウノトリが来てくれました。監督からはミルク代を稼ぐように言われるし、より一層頑張ります。


全日本モトクロス選手権 第1戦レポート


2019全日本モトクロスが開幕
Kawasaki Team GREENは最高峰クラスIA1に
ファクトリーマシンKX450-SRで参戦

 Kawasaki Team GREENは、今年も不動のメンバー、#331新井宏彰と#4小方誠を擁し、8戦からなる全日本モトクロス選手権シリーズに臨む。使用車は、昨年フルモデルチェンジしたKX450-SRをさらに熟成させた、ファクトリーマシンだ。今大会は新井が開幕前の負傷により出場を見合わせたため、小方が孤軍奮闘することとなった。
 開幕戦の会場は毎年恒例のHSR九州。硬質土にサンドがミックスされた路面と、広いコース幅が特徴となっている。金曜〜土曜と好天に恵まれ、タイムアタックからレース方式に戻された予選中は砂塵が舞うほどのドライだったが、日曜は昼頃から雨が降り出してマディコンディションになった。
 決勝ヒート1では、スタート直後の混戦に飲み込まれた小方が、コース半ばのS字セクションでエンジンをストールさせるミスもあって、14番手からの追い上げという試練を受けた。その後ペースアップもままならず、9位でフィニッシュした。
 ヒート2では、オープニングラップ8番手につけた小方だったが、路面状況が悪化する中でペースダウンを強いられ、14位でフィニッシュした。  日曜日の昼休みには小雨が降る中、チームグリーン・トークライブが催された。カワサキブースには多くのファンが集い、今季への意気込みなどを語る小方のスピーチに耳を傾けていた。

●#4 小方誠(IA1/9位/14位)
 ヒート1はスタート自体はまあまあだったんですが、1周目の競り合いで前に出られず、その後エンストで下がってしまいました。なかなか追い上げも上手く行かず、いいラインを見付けられないまま終わってしまいました。コース改修もあって、いつものHSRとは雰囲気が違いました。コーナー内側のコブが削られたり、1コーナーが耕されていたり、あまり良くないラインにはまっていたようです。
 ヒート2でも1周目の混戦を抜け出せず、もたもたしていたところ、10分すぎ頃にゴーグルが曇って捨ててしまったので、そこからはペースを上げられませんでした。
 自分の調子としては悪くないんですが、100パーセントとは言えません。80パーセントぐらいでしょうか。シーズンオフにヒザを手術して、3ヶ月間のリハビリ後にトレーニングを始めたので、万全でなかったことは確かです。ライディングは2月末から乗り出して1ヶ月半なので、まだまだ完璧じゃないようです。
 最低限でも表彰台をイメージしていたんですが、この成績(9位/14位)では納得がいきません。次は地元の関東なので、ピンピンを取ってランキング上位復帰を目指したいと思います。


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