マシンに見るクラスの見分け方
一目ではその違いがわかりにくい2つのクラスのマシン。実は違いは明白。まず、ゼッケンナンバーのプレートの色はEWCマシンが黒、SSTマシンが赤となっている。さらに、フロントライトの色もEWCマシンが白、SSTマシンが黄となっており、これらを知っていればマシンのクラスをすぐに見分けることができる。
鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)をそのシリーズに含む、
耐久レースの最高峰「FIM世界耐久選手権」に参戦中のTeam Kawasaki Webike Trickstar。
その第2戦は記憶に新しい、「スパ24時間レース」。
過酷なレースを戦い抜いたチーム力を、真夏の鈴鹿に結集し、8時間を戦い抜く。
渡辺一樹
ランディ・ドゥ・プニエ
グレゴリー・ルブラン
Kawasaki Plaza Racing Team参戦!
クラス連覇へのチャレンジ。
昨年、初出場ながら、見事SSTクラス(今年度よりNational STOCKクラスに変更)優勝を果たしたKawasaki Plaza Racing Team。岩⼾ 亮介選⼿、岡⾕ 雄太選⼿、佐野 優人選⼿の若き3人のライダーが、狙うはもちろんクラス連覇。今年はディフェンディングチャンピオンとして挑む今年の鈴鹿8耐は、カワサキファンと再び歓喜の声をあげるため、よりアグレッシブに戦ってくれるはずだ。
今年もKawasaki Plaza Racing Teamのライダーとして鈴鹿8耐に参戦させていただきます。このチームは昨年から始動し、全国のカワサキプラザ店とお客様がチームと一体となり戦ってくださっています。その大きな力を武器に初年度より鈴鹿8耐SSTクラス優勝という目標を果たす事ができました。今年は参戦2年目。目標はただ一つ「連覇」。連覇とは言いつつも、昨年同様目の前の事から目を背けず、「優勝」に向けてチーム一丸となって一歩ずつ進んで行けたらと思います。
2023年も鈴鹿8時間耐久ロードレースへKawasaki Plaza Racing Teamから参戦できることをとても嬉しく思います。とても信頼できるチームで、私が今年参戦しているスーパースポーツ世界選手権での経験をNinja ZX-10Rにどこまでフィードバックできるか凄く楽しみです。もちろんクラス2連覇を目指して全力で戦いますので、皆様ぜひ応援をよろしくお願いします。
今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースにKawasaki Plaza Racing Teamのライダーとして走れることを楽しみにしてます。昨年SSTクラスで優勝しているチームで走れることは自分のレース活動にもすごく活かされる機会だと思いますので、岩戸選手や岡谷選手から沢山吸収させてもらい、クラス二連覇に向けて共に全力で戦いたいと思います。走る機会を与えていただいたKawasaki Plaza Racing Teamや、スポンサーの皆様に感謝し、持てる力を全力で発揮したいと思います。応援よろしくお願いします。
カワサキ応援チケットで、
Kawasaki Racing Team Suzuka 8H、
Kawasaki Plaza Racing Teamとともに
闘おう!
チームジャージにキャップ、フラッグといった応援グッズは、どれもライムグリーンをキーカラーにしたカワサキオリジナルデザイン。力のこもった応援で、これらを連覇のメモリアルグッズにしよう!
その他のチケットもチェックしよう!
2019年に悲願の優勝を果たして以降、新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止となった、真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」。Kawasaki Racing Team Suzuka 8H(KRT)は、3年越しの連覇へ向け、スーパーバイク世界選手権(WSBK)6連覇を達成したスーパーエース、ジョナサン・レイ、ともにWSBKを戦うその頼もしいチームメイト、アレックス・ロウズ、そして、2019年8耐を共に制したレオン・ハスラムという、まさに最強の布陣で8時間を戦う。
レース当日、スタート時にはすっかりと晴れ、これぞ8耐という天候に。予選の結果2番グリッドからスタートとなったKRTの第一ライダーはレオン・ハスラム。オープニングラップから激しいトップ争いを展開する形でレースは進み、ライダーはエースジョナサン・レイにチェンジ。世界最高峰の走りをまざまざと見せつけ、トップを走るチームにプレッシャーを与える。続くアレックス・ロウズも前の2人同様、圧巻の走りを見せつけ、KRTはカワサキファンのみならず、真夏の鈴鹿に集まったモータースポーツファンの視線を集めていた。
86周目にはジョナサン・レイが2回目のスティントに。トップへの猛プッシュを開始し、2分07秒のタイムを連発、さらにチームベストとなる2分07秒521を記録してトップを猛追。ギアを入れ替えたジョナサン・レイの勢いはますます加速し、89周目には2分07秒177にタイムを更新。
激しい追い上げにカワサキファンのボルテージも、ますます高まっていたその直後、鈴鹿サーキットのモニターにシケインで転倒しているマシンが映し出される。それは、トップへの猛アタックを続けていたゼッケン10番KRTのジョナサン・レイだった。
幸いにもライダーとマシンに大きなダメージはなく、すぐさまマシンを起こして走行を再開したが、これで1分 秒ほどまで縮まっていたトップとの差は1分 秒以上に広がってしまった。しかし、数々の激闘を制したジョナサン・レイは、ピットに戻ることなく走行を続け、その後も2分09秒台で周回を続ける。
懸命の追い上げを見せ、ファンの興奮を誘ったKRTは、そのまま2位でフィニッシュ。連覇とはならなかったが、熱い走りで2022年真夏の戦いを終えた。
一方、SSTクラスにエントリーのKawasaki Plaza Racing Team(KPRT)。同チームで全⽇本選⼿権ST1000クラスに参戦中の岩⼾ 亮介を中⼼に、現在スーパースポーツ300世界選⼿権に参戦中の岡⾕ 雄太、清末 尚樹が、鈴鹿の夏に挑んだ。レース序盤にクラストップに躍り出ると、その後もEWCクラスのチームにも引けを取らない熱い走りでトップをキープ。そのまま、初出場で見事にクラス優勝を果たした。
カワサキとしては、KRTが2位表彰台、KPRTがSSTクラス優勝という見事な成績で8時間の熱き戦いを締めくくった。
8耐には、EWCシリーズの最高峰の「EWCクラス」と、より市販車に近い「NST(ナショナルストック)クラス」の2クラスに分類されている。カワサキからは、EWCクラスにTeam Kawasaki Webike Trickstar、NST(ナショナルストック)クラスにKawasaki Plaza Racing Teamが参戦。それぞれの順位にも注目してみよう。
一目ではその違いがわかりにくい2つのクラスのマシン。実は違いは明白。まず、ゼッケンナンバーのプレートの色はEWCマシンが黒、SSTマシンが赤となっている。さらに、フロントライトの色もEWCマシンが白、SSTマシンが黄となっており、これらを知っていればマシンのクラスをすぐに見分けることができる。
鈴鹿8耐のスタートは、ライダーがコースを横切りマシンまでダッシュ。そのままマシンに跨がりスタートする、ルマン式スタート。そして、全チームが最初に1コーナーへ進入するホールショットを狙う。熱い戦いの始まりを告げる、レース序盤のハイライトシーンを見逃すな!
8時間の長丁場を2人または3人のライダーでマシンをシェアしながら走る鈴鹿8耐において、重要な役割を占めるのがピットクルーの活躍。ピットに入りライダー交代を行うと同時に、タイヤ交換・給油・メンテナンスなどを素早く確実に行うピットワークはもはや芸術だ。クルーの作業スピードが早ければ早いほど、ピットインからコースに戻る時間も少なく済む。この秒単位の戦いは優勝への欠かせないピースといえる。
日本を代表する国際サーキットの鈴鹿サーキット。コースの全長は5.821km、なんと20ものコーナーを有している。2019年優勝チームKawasaki Racing Team Suzuka 8Hは216周を記録。距離にすると約1,200kmを走っていることにもなる。
鈴鹿8耐開催期間中、Kawasakiブースでは、レーシングマシンの展示やグッズ販売など、楽しい企画を用意してカワサキファンをおもてなし。レースもブースも、全部合わせて楽しみつくそう!
※新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、内容が変更になる場合があります。
鈴鹿8耐では、日没になるとマシンのライト点灯を促す「ライトオンボード」が掲示される。2016年からはレース中、常時点灯が義務付けられているが、慣例としてサインボードは掲示されている。このサインが掲示され、日が沈んでいくと、各マシンのライトの残像が無数に走る幻想的な景観が見られる。
8時間が経過しレース、表彰式が終了した後、盛大に打ち上がる花火も8耐名物の一つ。表彰式が終わり、その後の花火は感動的。過去には、「この花火が夏の終わりを告げる」という言葉も聞かれたが、今では「この花火を見ると、夏が始まる」という人も多い。花火も終わりすべてのプログラムが終了した後、メインゲート付近では鈴鹿サーキットのスタッフがチェッカーフラッグを振り、来場者を見送ってくれる。