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カワサキ


レポート

2018 All Japan Motocross Championship


全日本モトクロス選手権 第5戦レポート


全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦HSR九州大会

サーキット/コース:HSR九州

#2小方誠が総合2位(2位/2位)
#331新井宏彰は総合3位(3位/3位)
ヒート1、ヒート2ともに、揃って表彰台獲得

 全日本モトクロス第5戦HSR九州大会で、Kawasaki Team GREENの#2小方誠(2位/2位)と#331新井宏彰(3位/3位)が、揃って表彰台に登壇した。
 今季2度目の全日本開催となったHSR九州は、梅雨前線と接近する台風の直撃を辛うじて逃れた。コース前半の低地はサンド質だが、土曜日は雨水が溜まっていたためショートカット。対照的にコース後半の黒土の路面は、撒水が必要になるほどのドライコンディションだった。日曜日は晴れのち曇り一時雨という天気で、にわか雨によって黒土がウェットで滑りやすくなった半面、サンドはそれほど降雨の影響を受けずに済んだ。
 IA1予選では、タイムアタックで1分26秒580を記録した#2小方誠がトップ通過、#331新井宏彰は1分27秒915で、スタートリスト5位に名を連ねた。
決勝ヒート1では、先行する山本鯨に続き、#331新井宏彰が2番手につけた。2周目からは3番手にアップしてきた#2小方誠も含め、三つ巴のトップ争いとなった。やがて9周目には#2小方誠が#331新井宏彰をかわしたが、トップの山本には届かず、2位でフィニッシュした。
 ヒート2では、序盤から山本、#331新井宏彰、#2小方誠、成田亮がトップグループを形成し、接近戦を繰り広げた。ポジションアップした#2小方誠は、何度も山本の前に出たが再逆転された後、2番手に落ち着く。終盤になると、山本がスパートして独走。2位#2小方誠、3位#331新井宏彰の順でチェッカーを受けた。
 シリーズの折り返し地点となる、第5戦まで消化した全日本モトクロス。IA1クラスのポイントランキングは、1位成田=219、2位山本=204、3位新井=199、4位小方=194と変動した。

 日曜の昼休みには、パドックでKawasaki Team GREEN トークライブが開催された。KAZEブース前に集まった大勢のカワサキファンに対し、#2小方誠と#331新井宏彰がタイトル争いをかけたシリーズ後半戦への抱負などを語った。またこの日の表彰台では、モトクロス・オブ・ネイションズ(10月7日/アメリカ/レッドバッド)に出場する日本代表の陣容が発表され、#66横山遥希(KX250F/グリーンクラブ ピュアテックレーシング)がメンバーの一人として登壇した。

●#2小方誠の第5戦(IA1/2位/2位)
 ヒート1は、スタートの出遅れから2番手まで上がったんですが、山本選手に近づけず逃げられました。途中から降り出した雨で、ゴーグルのティアオフを使い切ってしまったんです。ラミネート14枚が全部なくなった後は、視界が悪くなったけれど、ゴーグルを外さないように心掛けました。
 ヒート2は、山本選手がラインを変えたり、抜いたり抜かれたりしているうちに後ろから追い付かれ、かなり接戦が続きました。終盤になって、山本選手がスパートしてからは、こっちもペースアップして追いかけたんですが、あと少し届かなかったですね。
 このコースは連続ジャンプやフープスの部分が得意なのですが、サンドが日本にはないタイプで難しかった。アグレッシブに走る自分のスタイルには向いていますが、サンドは結構パワーを食われる感じでした。コースレイアウトは開幕戦のときと変わっていないのですが、今回は直前にいろいろな種類の砂が追加されたので、マップを変更して対応しました。

●#331新井宏彰の第5戦(IA1/3位/3位)
 HSR九州は砂地が多いハイスピードコースなので、タイトなライン取りで勝負する自分にとっては正反対のコース。そこで3位に入れたことは喜びたいと思います。その中でもスーパークロスセクションの方は得意だったんですが、雨で黒土の部分がツルツルで滑りやすくなったせいか、小方に抜かれてからは、少し消極的な走りになってしまいました。
 前戦の広島よりはスタートで上手く前に出て、序盤トップグループで走れたことが良かったと思います。3戦目終了時点でのイメージで、広島(第4戦)で勝ってここ熊本(第5戦)と次の藤沢(第6戦)では少し足踏みしても耐えなきゃいけない、と思っていたんですが、なぜか逆のパターンになっていますね。前回の広島が誤算だったので、8月の広島(第7戦)でリベンジするつもりです。


全日本モトクロス選手権 第4戦レポート


全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦中国大会

サーキット/コース:世羅グリーンパーク弘楽園

#2小方誠が今季2勝目を挙げ総合優勝!
#331新井宏彰は総合4位でランキング2位をキープ

 Kawasaki Team GREENの#2小方誠が、全日本モトクロス第4戦で総合優勝(2位/1位)を果たし、世羅グリーンパーク弘楽園のポディアムに登壇。センターポジションの最上段で、シャンパンの栓を開けた。僚友の#331新井宏彰は、総合4位(4位/5位)に入賞した。
 このところコースレイアウト改修に力を入れている弘楽園では、昨年造成されたフープスやジャンプがよりスムーズなリズムセクションなどに変更され、完成度が高まった印象だった。

天候は土曜=晴れ、日曜=晴れ一時曇り。アップダウンに富んだコースは、徐々に路面の硬化が進み、決勝レースが行われる頃にはブラックマークが付くほどのハードパックとなった。
 土曜に行われたIA1タイムアタック予選では、#2小方誠が1分48秒234でトップ。#331新井宏彰は1分49秒933をマークし、3位で決勝に駒を進めた。
 決勝ヒート1、オープニングラップのオーダーは、#331新井宏彰が5番手、#2小方誠が6番手。トップグループの状況は、前を行くホンダ勢をKawasaki Team GREENが追う形となった。この態勢から#2小方誠が上位に浮上し、10周目に山本鯨をかわして2番手、大詰めの15周目には成田亮を攻略してトップに躍り出た。しかし最終ラップに成田に逆転を許し、#2小方誠は2位でフィニッシュ。#331新井宏彰は山本に続いて、4位でチェッカーを受けた。
 ヒート2では、先行する山本と成田に対し、#2小方誠が3周目3番手に浮上、接近戦を繰り広げる山本と成田の背後でチャンスをうかがった。10周目には#2小方誠がトップに立ったが、成田に一時逆転を許した。その後14周目にリーダーの座を奪回した#2小方誠は、サイドバイサイドに迫る成田を振り切って優勝。一方#331新井宏彰は、5位でフィニッシュした。
 第4戦終了時のIA1シリーズポイントランキングは、1位成田=185、2位新井=159、3位山本=154、4位小方=150。

●#2小方誠(IA1/2位/1位)
 ピンピンを取りたかったので、ヒート1の2位は悔しいですね。ラスト3周でトップに立ったんですが、ラスト1周の裏のS字で周遅れのライダーが転倒していて、そこをすり抜けた次の左コーナーでちょっとミスして、成田選手に逆転されてしまいました。勝てたと思ったので、残念な2位でした。
 ヒート2は前の2台が速くてなかなか抜けなかったんですが、山本選手がミスした隙に2番手、トップの成田選手がミスしたところで前に出て、また抜き返されてという忙しいレースになりました。終盤は三つ巴になりましたが、前半は5〜6台がつながっているような形で、誰もぶっちぎれない接戦でした。
 前戦ではヒート2で転倒して、ずいぶんポイント的に後退しましたが、今日のようなリザルトを揃えていけば、トップの成田選手に並べるだろうと思います。

●#331新井宏彰の第3戦(IA1/4位/5位)
 得意と言われる弘楽園だった割には、ちょっと納得がいかない結果でした。調子はよかったし、ピンピンを狙っていたんですが、もしかしたら意識しすぎたのかもしれません。トップ争いの少し後ろの辺りにずっといて、なかなか上位に食い込めないレースでした。
 コースコンディションは、2日間でかなり変化しましたね。昨日は全周にブルが入って撒水も行き届いた状態で、グリップがよかったしラインチョイスも結構あったんです。今日はハイスピードで硬くて滑りやすく、進入のギャップも増えたので難しかった。硬いレールができたコーナーもありましたが、ラインがインとアウトに分かれていて、どっちを選んでもあまり差がなく、抜きどころが少ないコンディションでした。
 上位のグループはバトルが熱くて、ずいぶん入れ替わりがありましたが、ミスの少ない者が勝ったという印象ですね。前回の菅生のようにホールショットを決めていれば、もう少し有利に戦えたと思います。


全日本モトクロス選手権 第3戦レポート


全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦SUGO大会

サーキット/コース:スポーツランドSUGO インターナショナルモトクロスコース

#2小方誠が今シーズン初のヒート優勝
#331新井宏彰は総合2位(4位/2位)をゲット

 Kawasaki Team GREENの#2小方誠が、全日本モトクロス第3戦IA1ヒート1で今季初優勝を飾り1勝目を記録した。僚友の#331新井宏彰は、ヒート1=4位/ヒート2=2位に入賞し、総合表彰式で2位のポディアムに登壇した。
 会場のスポーツランドSUGOは、今大会に備えてコースレイアウトが見直され、大坂の先に控えるスネークコーナーのライン取り、ジャンプの形状などが一新された。天候は土曜=晴れ、日曜=曇りのち雨となったが、コースコンディションは水曜から木曜にかけての降雨と撒水作業により、程良く湿ったソフトな土質が保たれた。時間が経過するとワダチが深くなり、難易度が徐々に増す路面となった。
 土曜に行われたIA1予選では、タイムアタックで1分55秒471を記録した#2小方誠が、ポールポジションを獲得。#331新井宏彰は1分58秒426で5位につけた。
 決勝ヒート1は、ホールショットを決めた#331新井宏彰に#2小方誠が続き、Kawasaki Team GREENが1-2態勢を形成するオープニングとなった。5周目に#2小方誠がトップに立つと、#331新井宏彰のライディングに乱れが生じ、山本鯨、成田亮に先行を許すことに…。レース後半になると、#2小方誠は2番手に浮上した成田に対し、8〜9秒のリードを保って独走。今季初優勝となるチェッカーフラッグを受けた。#331新井宏彰は山本を0.7秒差まで追い詰めたが、逆転には至らず4位でフィニッシュした。
 ヒート2では、#331新井宏彰がホールショットを連取する一方で、#2小方誠は1周目の転倒で12番手と出遅れた。#331新井宏彰の背後には山本が控えていたが、3周目からは成田に入れ替わった。当初は6秒ほどのアドバンテージを蓄えていた#331新井宏彰だが、徐々に成田の接近を許し、15分すぎにはリーダーの座を明け渡した。後半は単独走行の末に2位に入った#331新井宏彰は、オーバーオールでも2位。#2小方誠は2度目の転倒で15番手に後退したが、9位まで挽回してフィニッシュした。
 第3戦終了時のIA1シリーズポイントは、1位成田=138、2位新井=125、5位小方=103というランキングになっている。

コメント
●#2小方誠(IA1/1位/9位)
 ヒート1の優勝はヨシとして、ヒート2が悪かったので、うーん…ちょっと微妙な気持ちですね。去年の菅生(第4戦)ではピンピンだったし、今回もタイムアタックでトップだったので、すごくポジティブな気分で乗れてたんです。予選では2周目に前転した割に、なぜか終了間際のアタックでいいタイムが出せたし、ここが得意だという意識があったのかもしれません。
 ヒート2の出遅れは、1コーナーで誰かのタイヤに左腕をヒットされて痛めたことと、転倒が原因だと思います。そこからなかなか追い上げができず、フィニッシュジャンプの次のコーナーでワダチにはまって2度目の転倒をしたとき、復帰に時間がかかりすぎました。再スタート後はハンドルが曲がってしまったので、あまりペースを上げられなかったんです。
 今年は表彰式が総合になったんですが、本当ならヒート1でも表彰台に立っていたはずなので残念です。でもピンピンを取れる感触はあったから、この流れを次の広島につなげます。だって今日は、前転〜優勝〜前転という順だったので、このまま行くと広島のヒート1で優勝…かな。

●#331新井宏彰の第3戦(IA1/4位/2位)
 今日のいいとこはスタートでした。ホールショットを揃えられたんですが、そこから先のスピードがちょっと足りてなかったですね。ヒート1ではヨーロピアンセクションでワダチに斜めに入って、バランスを崩したところを小方選手に抜かれました。
 序盤トップを走っている間もいいラインを見つけられなくて、身体に力が入っていました。もともとリズムが悪かったので、その後もラインを探せずまごまごしているうちに、成田選手、山本選手に抜かれ、単独4位に落ち着いてしまった…という感じです。


全日本モトクロス選手権 第2戦レポート


カワサキチームグリーン1-2フィニッシュ!
新井宏彰が総合優勝(3位/1位)
小方誠は総合2位(2位/2位)

カワサキチームグリーンが、全日本モトクロス第2戦で1-2フィニッシュを達成した。 会場のオフロードヴィレッジでは、ちょうど1年前にも新井宏彰と小方誠が1-2を 決めている。2年連続の快挙を期待していたカワサキファンにとって、最高のレース リザルトとなった。
 今大会が行われた週末は、全国的な異常気象によって気温が上昇し、埼玉県川越市に あるオフロードヴィレッジでも30度を超える真夏日となった。硬質土にウッドチップを 混ぜた路面は、撒水によってウェットになった部分、荒れてギャップができた部分など、 難易度の高いコンディションだった。
 土曜日にタイムアタック方式で実施されたIA1予選では、小方が2位=1分32秒040、 新井が3位=1分32秒646。神奈川出身の小方と群馬出身の新井にとって、得意として いるコースであることがうかがえる予選結果だった。
 決勝ヒート1では、揃って好スタートを決めた新井と小方が、1周目から1〜2番手を 独占した。4周目に新井がミスした隙を突いて、リーダーは小方に入れ替わった。 やがて3番手には成田亮が、スタート直後の中団から抜け出して浮上。20分すぎには小方、 新井、成田の間隔が接近し、三つ巴のトップ争いとなった。終盤になって新井と小方を パスした成田が優勝し、小方が2位、新井が3位でチェッカーを受けた。
 ヒート2では、新井がスタート2番手、小方は6番手からのレースとなった。新井は 4周目に星野優位をかわしてトップに躍り出ると、早々と独走態勢を固めた。
レース後半になると、小方は星野と山本鯨を相手に2位争いを繰り広げる。
接戦は最終ラップにもつれ込んだが、小方が星野をかわして2位入賞。今季初優勝を 遂げた新井とともに、チームグリーン1-2フィニッシュを達成した。
 パドックでは昼休みに行われたチームグリーン・トークライブに加えて、ヒート2 終了後にもヒーロートークショーが開催された。新井と小方の活躍を受けて、KAZE ブース前には大勢のカワサキファンが集い、喜びを分かち合った。


全日本モトクロス選手権 第1戦レポート


  カワサキチームグリーン2年目の全日本モトクロスが開幕 新井宏彰が総合2位(3位/3位)に登壇

  昨シーズンからチームグリーンに組織変更したカワサキは、2年目の全日本モトクロスに臨んだ。 新井宏彰選手と小方誠選手という強力な布陣を維持し、各々KX450F-SRを駆る。

  開幕戦の舞台となった熊本のHSR九州は、週末にかけて寒気が流れ込んだ影響で冷え込み、雨に雪が混じる時間帯もあった。 日曜日にはようやく晴天となり、コースコンディションもウェットからドライへと変化。  今回はIA1の予選がタイムアタック形式で実施されたが、カワサキチームグリーン勢は揃って好調で、 小方が2位=2分12秒756、新井が3位=2分13秒301につけた。  決勝ヒート1では、スタート後2番手につけた小方が、2周目に転倒。 一新されたトップグループは、山本鯨、成田亮を新井が追う形となった。 小方は再スタート後、マシンの損傷が激しかったため数周でリタイア。 新井はカワサキファンが振るグリーンフラッグに後押しされながら、先行する2台を追いかけたが、 徐々に離されて成田、山本に次ぐ3位でフィニッシュした。  ヒート2では、やはり山本と成田が先行し、新井と小方が3〜4番手につけた。 カワサキ同士によるバトルが次第に激しくなり、山本を攻略した20分頃には新井も小方もベストラップを叩き出した。 熱戦の末にポジションが逆転し、小方が2位、新井が3位でフィニッシュ。 オーバーオールでは、成田が優勝、新井が総合2位に入賞した。

  なお日曜日の昼休みには、パドックでチームグリーン・トークライブが催された。 小方は転倒直後のケアがあって欠席したが、新井が詰めかけたカワサキファンに近況などをスピーチ。 次戦オフロードヴィレッジでの関東大会では、チームグリーン1-2フィニッシュを飾りたいと宣言した。


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