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250TRにどのようなメッセージを込めて開発しましたか。 |
| 真田: |
「フリースタイル」です。色々な方が気軽に乗ることができる。例えば、現役のオーナーの方がセカンドバイクとして、以前オーナーだった方がカムバックするバイクとして、初めてバイクを手にする方がエントリーするバイクとして魅力を感じて乗っていただくことができる。ちょっと欲張りなのですが(笑)。そして、250TRのオーナーになられた方それぞれが、自分たちのファッションやライフスタイルに合わせて自分たちの手でカスタマイズできるシンプルなバイクを目指しました。 |
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| 川崎重工業(株)汎用機カンパニー 技術本部 開発企画部 真田 智央 |
 | 松村: |
実は、「フリースタイル」をもとに、私が欲しいバイクをデザインしました。私は少し古いバイクを数台所有しているのですが、そんなちょっとこだわりのあるユーザーにも満足できるものを目指しています。初めてバイクに乗る方が、気軽に乗れて、カスタマイズを楽しめるバイクなのですが、私みたいな(ちょっと)こだわりのあるユーザーにも充分楽しめるバイクです。非常にシンプルなのですが、やっぱり欲張りですかね(笑)。 |
| 川崎重工業(株)汎用機カンパニー 技術本部 デザイン企画部 松村 典和 |
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開発のポイントは何ですか。 |
| 松村: |
スタイリングです。機能的要求を抑えてスタイリングに集中しました。ユーザーの方々が色々な場面でバイクに接している姿を想像し、スケッチやモデリングの段階で何度もスタイリングの検証をしました。 |
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それではスタイリングについてもっと詳しく教えてください。 |
| 松村: |
まずは燃料タンクですね。軽快さを出したかったので細身でシンプルなものにしました。70年代の雰囲気が出るように形にもこだわりました。ソリッドカラーのタンクはオーナーの好みでシールを貼ったり、オリジナルのペイントを施したり、ファッションの一部としても楽しんで欲しいですね。この機会にウェブサイトでデザインコンテストをするのも楽しいかもしれませんね。 |
| 真田: |
次にエンジンですね。このバイクには見た目が美しいエストレヤのエンジンをベースとして採用しました。ただエストレヤの様に外観に磨きをかけて光らせるとエンジン自体が目立ちすぎるので黒くしました。 |
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| 松村: |
最後は車体ですが、懐かしいけれども若い人たちには新鮮に映る形、つまり70年代風のビンテージスタイルとしました。70年代のカワサキオリジナルスタイルを目指しました。 |
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次に個々の部品についてのこだわりを教えてください。 |
 | 松村: |
まず、キャラメルブロックのタイヤですね。普通のキャラメルブロックのタイヤだと、ひとつひとつのブロックの高さがあるので足つき性が悪くなってしまいます。またプロファイル(断面形状)が四角い為、車体をバンクさせにくく曲がりにくくなってしまいます。250TRではタイヤメーカーの方にご協力いただき、ブロックの形状やコンパウンドを検討し、コーナーリング性能や耐摩耗性を向上させたものを採用しました。タイヤサイズもフロント19インチ、リア18インチとする事で、普通のオフロード車より格段に足つき性が良くなっています。またタイヤの種類が豊富なサイズなので、タイヤを交換するときも、色々なパターンのものを選んでもらえるのではないでしょうか。 |
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ブリッジつきのハンドルバーも特徴がありますね。 |
| 松村: |
ビンテージスタイルを演出するためには必要であると考え、装備しました。それからグリップラバーも古い図面を調べて70年代に使用されていたものを探し出しました。メーターはインジケーターランプの制約で現代のものになりましたが、文字盤のデザインはシンプルなものに仕上げました。ウインカーやテールランプも、70年代の感じを出すため、古いスタイルのものを使っています。テールランプのステーは質感を高めるため板金部品としました。 |
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シートもかっこいいパターンのデザインですね。 |
 | 真田: |
シート形状もウリなんですよ。後席部分を高くすることでビンテージスタイルの中にも新しい感覚を加えています。また発進・加速時に後席の人の体が取り残される感じを抑えるので、後席の人にも安心して乗ってもらえます。それに重心位置が前に寄ってくるので二人で乗っても一体感があり運転しやすくなっています。 |
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アップフェンダーにしたのもこだわりがあるのですか。 |
| 松村: |
ええ。70年代風トレールの雰囲気を出す為には不可欠だと考え、形にもこだわりました。ただユーザーの方々のお好みでローフェンダーをつけたい時にも対応できるよう、フロントフォークのアウターケースには取付けボスをつけました。 |
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実際に乗った時の印象はどうですか。 |
| 真田: |
第一印象はトルク感があるなという感じです。エンジンのベースがエストレヤなので、高回転域より低回転域でのパルス感が楽しいエンジンですし、また足付き性が良く、スリムな車体なので軽快感があります。小柄な人でも楽しく乗ってもらえると思います。 |
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最後にオーナーとなられる方にメッセージを。 |
| 真田: |
「気楽に乗れるバイク」を強く意識して開発しました。みなさんのライフスタイルに合わせやすいシンプルなモデルになっています。初めてバイクを手にされる方だけでなく、すでに他のバイクに乗っている方、乗っていた方にもこのモデルの軽快感、開放感を味わってほしいですね。 |
| 松村: |
ビンテージのイメージをテーマに、気軽に使えるスタイルに仕上げました。シンプルなところから、自分のスタイルに合わせていく過程を楽しんでもらいたいと思っています。 |
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