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カワサキインフォーメーション
全日本ロードレース選手権 第7戦 鈴鹿
 
更新日2007,10,22

 JSB:Ninja ZX-10R 柳川明 (TEAM GREEN) 
痛恨のノーポイント。シリーズランキング9位


ST600:Ninja ZX-6R 高橋英倫(TEAM GREEN) 4位
シリーズランキング 2位
■JSB1000
■第1ヒートは追い上げ劇の中での転倒
 大きなケガはなかったものの右手中指を脱臼


MFJグランプリとなった最終戦JSB1000クラスの決勝は、2ヒート制が採用され、決勝周回数も2周減の15ラップで、行われた。また、前日に行われた予選形式も通常と違うノックアウト方式で実施。柳川選手は、わずか0,13秒ほどの差で最終クオリファイに進むことができず、14番手グリッド・5列目(予選タイム2分9秒794)からの決勝レースとなった。

「どういうわけだか、これまで鈴鹿との相性がよくなくて、結果が残せていないんですよね。だからこそ、2回もチャンスがある最終戦では、なんとかしなきゃいけないと臨んだのですが…」と柳川選手。予選で思うようなポジションを獲得できなかった悔しさを決勝に託すこととなった。

スタートはさすが。抜群の集中力と度胸で、一気にシングルポジションにマシンを進め、オープニングラップは、清成(#72)、中須賀(#9)、安田(#73)、酒井(#39)、渡辺(#76)、秋吉(#4)に次いで7番目に通過していった。その後、8番手に後退するものの4ラップ目には、秋吉選手をかわし、ふたたびポジションをアップ。しかし、予選で改善できなかった部分が、まだ完璧ではなかったのか、マシンを制御するのに苦労していた柳川選手のタイムはなかなか伸びず10秒台のまま、6番手の渡辺選手とのギャップはじりじり広がっていた。

「渡辺選手の背中は見えなかったけど、応援していただいている人のためにも、きちんと攻めようといろいろ乗り方を変えて、暴れ気味のマシンを制御していたんですけどね…」。13周目200Rと呼ばれるコーナーでハイサイドを起こし、転倒。そのままリタイアとなってしまった。その際、ぎりぎりまでマシンを立て直そうとしたため、右手をマシンに挟まれ中指を脱臼。骨折などの大きなアクシデントには至らなかったが、3時間後に迫った第2ヒートへの影響が心配された。

■第2ヒートは納得しかねるペナルティで
突然のシーズン終了となった

まさかのピットストップペナルティ(ピットレーンに戻り、所定場所で一旦停止)。第2ヒートの先頭集団が3ラップ目にはいろうとしたそのとき、コースオフィシャルからゼッケン87にペナルティのサインボードが示された。場内放送は「ジャンプスタートか?! まさか、あの柳川が?!」と叫んだ。

そのとき柳川選手はコントロールラインを10番手でクリア。横江選手(#62)の背後にぴたりとついて、1コーナーでインを突こうとしていた。ホームストレートとはいえ、テールトゥノーズの状況で、オフィシャルのサインボードを見上げる余裕があるはずもない。皮肉にも10秒台だったラップタイムはピットストップのサインが出されてから、9秒台に伸びていた。前を行くグループの背中が見えていたのだ。

「サインボードに気づきませんでした。無視したわけではありません。気づいたのは、それから3周過ぎてから。『え? ゼッケン87? え? 尚護くん? え、ボクじゃん』と思って、ピットに戻ってきたんですが、すでに規定周回数の3周以上が経過していたらしく、そのまま失格になってしまいました。何がなんだかわからなかったというのが、正直なところです」と柳川選手は振り返る。

ペナルティの理由は「レッドシグナル点灯時の静止義務違反」ということだった。いわゆるフライングではなかった。事実、第1ヒートの点灯で、右手中指を脱臼し、半ば感覚がなくなった状態とは思えないほど、きれいなスタートだった。それだけに突然の幕切れに柳川選手はもちろんチーム全員も後味の悪い最終戦となってしまった。


<<野村監督のコメント>>
シリーズチャンピオン争いは厳しくなっていましたが、2ヒート制の鈴鹿で応援していただいているファンのためにもいいレースがしたかったのですが、残念な結果に終わってしまいました。練習走行では相応の手応えを感じていましたが、レースモードに入ったライバルたちも、レベルアップ。柳川選手は予選から苦戦を強いられました。
決勝でも抜群のスタートを見せ、かなり攻めてくれたのですが、第1ヒートはハイサイド転倒。痛めた右手に痛み止めの治療をしてもらって臨んだ第2ヒートでは、かなり不可解なペナルティを受けるなど、不運としかいいようのない結果となってしまいました。このようなカタチで2007年シーズンを終えるのは悔しい限りですが、この悔しさをチームの財産として来シーズンはファンの期待に応えるよう成長したいと思います。この1年、応援本当にありがとうございました。

■決勝レース[1]正式結果
Pos
No
Rider
Type
Team
Lap
Total Time
Gap
Best Time
1
72 清成 龍一 ホンダ CBR1000RR TEAM HRC
15
32'16.243   2'08.349
2
73 安田 毅史 ホンダ CBR1000RR 急募.com HARC-PRO.
15
32'18.922 2.679 2'08.432
3
9 中須賀 克行 ヤマハ YZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
15
32'18.940 0.018 2'08.519
4
39 酒井 大作 スズキ GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
15
32'27.520 8.580 2'08.489
5
10 亀谷 長純 ホンダ CBR1000RR Team 桜井ホンダ
15
32'30.194 2.674 2'09.111
6
76 渡辺  篤 スズキ GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
15
32'37.432 7.238 2'09.476
7
1 伊藤 真一 ホンダ CBR1000RR KEIHINKoharaR.T.
15
32'43.522 6.090 2'09.520
8
7 辻村  猛 ホンダ CBR1000RR F.C.C.TSR
15
32'44.463 0.941 2'09.724
9
83 森脇 尚護 ホンダ CBR1000RR モリワキMOTULレーシング
15
32'49.297 4.834 2'10.115
10
75 大崎 誠之 ヤマハ YZF-R1 SP忠男レーシングチーム
15
32'58.168 8.871 2'10.245
11
54 徳留 和樹 ホンダ CBR1000RR ホンダドリーム無限RT
15
33'04.167 5.999 2'09.794
12
30 波多野 祐樹 スズキ GSX-R1000 Moto Map SUPPLY
15
33'10.345 6.178 2'11.682
13
53 今野 由寛 スズキ GSX-R1000 Deotex PANTHERA
15
33'10.405 0.060 2'11.154
14
71 津田 一磨 ホンダ CBR1000RR Team桜井ホンダ
15
33'23.464 13.059 2'11.785
15
25 鈴木 慎吾 ホンダ CBR1000RR MOTO WIN RACING
15
33'26.303 2.839 2'12.367
19
31 東村 伊佐三 カワサキ ZX-10R BEET LUMIX Racing
15
34'02.232 0.625 2'14.809
23
38 原田 洋孝 カワサキ ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路
14
32'37.487 1Lap 2'18.138
以下 フィニッシュライン不通過:
24
87 柳川  明 カワサキ ZX-10R TEAM GREEN
12
26'09.961 2Laps 2'09.713
以上 規定周回数完走:
 
24 苅田 庄平 カワサキ ZX-10R RS-ITOH&KAZE
5
12'07.799 4Laps 2'16.215
 
■決勝レース[2]正式結果
Pos
No
Rider
Type
Team
Lap
Total Time
Gap
Best Time
1
72 清成 龍一 ホンダ CBR1000RR TEAM HRC
14
30'01.619   2'07.755
2
73 安田 毅史 ホンダ CBR1000RR 急募.com HARC-PRO.
14
30'10.102 8.483 2'08.033
3
39 酒井 大作 スズキ GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
14
30'13.696 3.594 2'08.466
4
10 亀谷 長純 ホンダ CBR1000RR Team 桜井ホンダ
14
30'16.298 2.602 2'08.858
5
9 中須賀 克行 ヤマハ YZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
14
30'21.623 5.325 2'07.912
6
1 伊藤 真一 ホンダ CBR1000RR KEIHINKoharaR.T.
14
30'27.064 5.441 2'09.103
7
54 徳留 和樹 ホンダ CBR1000RR ホンダドリーム無限RT
14
30'27.183 0.119 2'09.652
8
75 大崎 誠之 ヤマハ YZF-R1 SP忠男レーシングチーム
14
30'27.584 0.401 2'09.788
9
76 渡辺  篤 スズキ GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
14
30'31.388 3.804 2'09.873
10
83 森脇 尚護 ホンダ CBR1000RR モリワキMOTULレーシング
14
30'38.537 7.149 2'09.987
11
7 辻村  猛 ホンダ CBR1000RR F.C.C.TSR
14
30'42.610 4.073 2'10.088
12
62 横江 竜司 ヤマハ YZF-R1 RT仙台森くま&秘湯峩々温泉
14
30'45.861 3.251 2'10.207
13
71 津田 一磨 ホンダ CBR1000RR Team桜井ホンダ
14
30'49.022 3.161 2'10.966
14
53 今野 由寛 スズキ GSX-R1000 Deotex PANTHERA
14
31'02.500 13.478 2'11.407
15
25 鈴木 慎吾 ホンダ CBR1000RR MOTO WIN RACING
14
31'05.896 3.396 2'11.753
19
31 東村 伊佐三 カワサキ ZX-10R BEET LUMIX Racing
14
31'35.024 0.184 2'13.451
22
24 苅田 庄平 カワサキ ZX-10R RS-ITOH&KAZE
14
31'56.876 16.627 2'15.596
23
38 原田 洋孝 カワサキ ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路
13
30'08.128 1Lap 2'18.089
  87 柳川  明 カワサキ ZX-10R TEAM GREEN  
失 格    
☆ポイントランキング
渡辺篤(152)、安田毅史(143)、酒井大作(139)、中須賀克行(118)、亀谷長純(103)、徳留和樹(101))
■ST600
■表彰台は惜しくも逃したものの
 最終ラップ、怒濤の追い上げでランキング2位に

「もうちょっと前にスパートできてればよかったんですけどね」。高橋選手は最終ラップの怒濤の追い上げで、6番手から一気に佐藤選手(#10)と寺本選手(#5)を抜き去り、4位で最終戦のチェッカーを受けた。この結果、移籍後初年度シーズンながら、ランキング2位というカタチでシーズンを終了することとなった。

最終戦、逆転優勝をかけたスタートはまずまずだった。4番手、セカンドローから飛び出した高橋選手は、オープニングラップをグリッド通りの4位で通過。次の周回には前を行く武田選手をかわして、3番手に浮上。逃げの体制に入ろうとしている小西選手(#73)と野田選手(#75)にくらいつき、トップグループを形成する。

シリーズポイント争いでトップを行く小西選手との差はわずかに1ポイント。逆転優勝するには、小西選手の前でチェッカーを受けることが条件となる。トップ2台が競り合っている序盤にぴたりと背後に着きたいところだったが、逆にじりじりとその差は広がり、5周目には逆にセカンドグループが高橋選手の背後に迫ってきた。

「前の2人が競っていたので、追いつくチャンスでしたが僕のほうが、伸びなかった。悔しいです」と高橋選手。レース折り返しの6周目にはトップ2台とのギャップは2秒5以上に開き、ヘアピンで佐藤選手(#10)に先行を許してしまう。さらに8周目には、4台で競り合っていたセカンドグループの中で、一瞬の隙をつかれ、武田選手(#88)、寺本選手(#5)にかわされ、まさかの6位まで後退。その差はわずかといえ、6番手のまま最終12ラップ目に突入してしまう。

このときのラスト数周の平均ラップタイムは17秒台後半。前に着いていくのがやっとのようにも見えた。が、高橋選手はあきらめていなかった。なんと最終ラップで16秒台にいれ、一気に2台をかわし4番手でチェッカーを受けたのである。結果、16ポイントを獲得した高橋選手はシリーズポイントを85に伸ばし、ランキング2位で2007年のシリーズを終えた。

<<野村監督のコメント>>
最終ラップの追い上げ劇をもっと早く見せることができたら…。シリーズチャンピオン争いで逆転優勝の可能性が残っていただけに、惜しいことをしました。しかし、4位フィニッシュ、ランキング2位は十分評価していいと思います。移籍後初年度の苦労は、計り知れないものがあったでしょうが、優勝を含め、表彰台に2度登るなど高橋選手は上手にアジャストしてくれました。年間を通じて応援してくださったカワサキファンのみなさまにも楽しんでいただけたのではないかと思います。この成績をステップに来シーズンはもっといい年になるよう頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

Pos
No
Rider
Type
Team
Lap
Total Time
Gap
Best Time
1
73 小西 良輝 ホンダ CBR600RR
急募.com HARC-PRO.
12
27'22.422   2'16.094
2
12 野田 弘樹 ホンダ CBR600RR
レーシングチーム ハニービー
12
27'22.833 0.411 2'16.069
3
88 武田 雄一 ホンダ CBR600RR
Team 桜井ホンダ
12
27'28.910 6.077 2'16.808
4
8 高橋 英倫 カワサキ ZX-6R
TEAM GREEN
12
27'30.111 1.201 2'16.326
5
5 寺本 幸司 スズキ GSX-R600
Moto Map VEGA
12
27'30.124 0.013 2'16.767
6
10 佐藤 裕児 ヤマハ YZF-R6
ジュビロ レーシング チーム
12
27'30.548 0.424 2'16.464
7
9 須貝 義行 ドゥカティ 749R
チームスガイ
12
27'32.929 2.381 2'16.674
8
20 岩田  悟 ホンダ CBR600RR
F.C.C.TSR
12
27'33.982 1.053 2'16.563
9
11 森   新 ホンダ CBR600RR
急募.com HARC-PRO.
12
27'37.892 3.910 2'16.729
10
43 生形 秀之 スズキ GSX-R600
エスパルスドリームレーシング
12
27'41.718 3.826 2'16.743
11
15 稲垣  誠 ホンダ CBR600RR
バーニングブラッドRT
12
27'42.216 0.498 2'17.012
12
72 宮ア  敦 ヤマハ YZF-R6
DOG FIGHT RACING
12
27'44.092 1.876 2'17.079
13
51 泉本 真宏 ヤマハ YZF-R6
RT仙台森くま&秘湯峩々温泉
12
27'44.303 0.211 2'17.817
14
55 高橋 江紀 ホンダ CBR600RR
DyDo MiU Racing
12
27'44.520 0.217 2'17.315
15
705 黒川 武彦 ホンダ CBR600RR
松本クリニック中村Egスピード
12
27'45.058 0.538 2'17.569
23
19 鶴田 竜二 カワサキ ZX-6R
TRICK STAR TAMITON-R
12
28'10.922 0.474 2'18.434
☆ポイントランキング
小西良輝(93)、高橋英倫(85)、佐藤裕児(78)、野田弘樹(75)、武田雄一(67)、奥野正雄(47)
御声援ありがとうございました。

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レースの詳細・動画等はMFJサイトでご確認ください。
・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■GAORA(モトバトル2007)
※スカパー!、ケーブルテレビで放送中
http://www.gaora.co.jp/motor-sports/motobattle/
全日本選手権(鈴鹿サーキット)
 10月29日 (月) 22:30〜24:30(初回放送)
 11月1日 (木) 15:00〜17:00
 11月4日 (日) 8:00〜10:00






地上波でも「モトバトル2007」が見れる!
第7戦 鈴鹿サーキットの模様は下記の放送局で放送予定です。
http://www.mfj.or.jp/

・東京MXTV 2007/11/02(金)11:00〜
・テレビ神奈川 2007/11/03(土)10:30〜
・千葉テレビ 2007/11/03(土)18:30〜
・テレビ埼玉  2007/11/10(土)18:30〜
・群馬テレビ 2007/11/02(金)15:30〜
・とちぎテレビ 2007/11/02(金)20:30〜
・三重テレビ 2007/11/04(日)08:30〜
・KBS京都 2007/11/03(土)10:30〜
・サンテレビ 2007/11/04(日)17:00〜

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください。

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