激しくなる雨の影響で、レースは16周で赤旗中断
追い上げ途中の柳川選手は6位フィニッシュとなった
◆サバイバルレースの展開で価値あるポイント
「価値のあるポイント獲得ですよね。でも、もうちょっと走りたかったな」。
ずぶ濡れになったレーシング・スーツを脱いだ柳川選手の表情は、意外にもさばさばしていた。「タイヤがグリップしないだけじゃなくて、雨で視界がほとんど利かなくなっていたから、確かにレース継続は大きな事故につながる可能性がありました」と柳川選手。
実際、1つ前のポジションにいるライダーだと思った影が、実は周回遅れのマシンで、危うく追突しそうになったそうだ。いわゆるサバイバルレースの様相が色濃いレースで、
蛮行はそのままコースアウトを意味する状態だった。そんな中、6位フィニッシュ。貴重な15ポイントを加算した。
◆縦一列に延びて、トップが逃げる展開
レースは3列目から飛び出した中須賀選手(#21)が引っぱるカタチで始まった。柳川選手は9位とグリッドと同じポジションで、オープニングラップを終了。
2周目に中須賀選手が転倒・リタイアし、自動的にポジションをあげた柳川選手だったが、その後しばらくは前を行く岡田選手(#2)の背後にぴたりと着け、追い抜くチャンスをうかがっていた。
岡田選手をかわしたのは6周目。「ラインを外して強引に抜くと転倒の恐れがあったので時間がかかっちゃいました」と柳川選手。次なる標的は、同じBS勢でヨシムラの2台。
一時4秒以上あったタイムビハインドも、10周目には1秒を切り、秋吉選手(#64)の転倒で6位までポジションアップしてからは、ラップタイムも3位の亀谷選手(#5)以上の速さをマークしていた。
◆突然の赤旗中断で、ハイペースの追撃態勢も突然の幕
レースは残り10周を切ろうとしていたそのときだった。3位の亀谷選手に20秒以上のアドバンテージをつけ、独走態勢を築いていたトップの山口選手がハイポイントコーナーでまさかの転倒。
真後ろにつけていた大崎選手(#75)が自動的にトップに立ち、初優勝に向け単独走行をはじめようとしたその瞬間だった。赤旗がいっせいに出され、レースは中断されたのである。
レースが成立する周回数まであとわずか2ラップ。通常なら、再レースとなるところだが天候の状況から、そのままレース成立が宣言され、16周終了時点での順位が適用されることになり、
転倒した山口選手(#19)が優勝、柳川選手の6位も確定してしまった。
「酒井選手(#39)の背中が見えてきていましたが、一方で少しトラブルも抱えていたので、プラマイゼロですね。次戦、鈴鹿ですっきりしたレースをします」と柳川選手。
2ヒート制となる鈴鹿で今シーズン初優勝の姿が期待できそうだ。
<三浦監督のコメント>
◆上位と遜色のないペースで速さを実証できました。
次節・鈴鹿の2ヒート制が楽しみです
序盤で岡田選手をパスするのに時間をかけすぎてしまいました。ペースそのものは3位のマシンと遜色のないものでしたから、もう少し早く前にでていればリザルトが大きく違っていたかもしれません。
赤旗中断という突然の幕引きで、レースを終えましたが、テストでの手応えとレースでの追い上げ態勢の確認、そして貴重なポイントを獲得できたので、鈴鹿ではさらにしっかり結果を残したいと思います。
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