7位フィニッシュで確実にポイントゲット
進化の手応えを感じたレースだった
◆これもレース だから悔しい おもしろい
「納得してはいません…。もう少しなんとかしなくちゃいけないんですけどね」。残り5周というところで伊藤選手(#33)にかわされ、惜しくも7位フィニッシュとなった柳川選手の表情は、意外にも明るかった。「今週はあらゆる可能性を試してみて、メカニックさんもマシンの方向性を見いだそうとがんばってくれて、いくつかテーマもはっきりしてきました。そういう意味で前向きに捉えられるレースウィークでした」と続ける。新体制で挑む2008年度のチームが、うまく機能し始めて来たことが大きな収穫と言いたいようだった。「ただ、土曜日の雨…。おまけに今朝のウォームアップも雨だったしね…。でもこれもレースです。だから悔しい。だからおもしろいんです」と汗をぬぐいながらも笑顔のままだった。
◆周回ごとにポジションアップする#87に応援団も沸いた
気温15度。わずかに乾ききっていないところがあるものの、コース上はほぼドライの状態で決勝レースは行われた。柳川選手のグリッドは4列目12番手。コースイン側からのスタートとなった。「スタートは決まったんです。でも、運の悪いことに目の前にウエットパッチがあって、ほんの一瞬リアタイヤが空転して、思うようなジャンプアップができませんでした」とオープニングラップは11番手でクリア。それでも早速、2周目には徳留選手(#11)、津田選手(#16)をかわし、9番手にアップ。さらに3ラップ目には高橋選手(#71)の前に出て8位にポジションアップ。スタンド各所でチームグリーンのフラッグを振る応援団を喜ばせてくれた。
◆レース中盤に次々とベストラップをマーク
パッシングポイントの少ない筑波サーキットで、序盤から前を行くライダーを確実に捉えていくのはさすがベテラン。「早めに前に出ておかないと、ここでのレースは難しい条件が重なってきますから」と柳川選手。5周目に亀谷選手(#5)をかわして、7番手にあがると、57秒台フラットのベストラップを連続してマークするなど追い上げ態勢に入る。11周目には56秒台をマーク。トップグループと遜色ないラップタイムを刻みはじめ、前を行く大崎選手(#75)との差を詰める。18周目にもベストラップ56秒911をマークし、ようやく6位にポジションアップ。高橋選手リタイアで悔しい思いをしたチームグリーン応援団はますますヒートアップした。
◆納得できないけれど価値のある7位フィニッシュ
スタートから着実にポジションアップしたきた柳川選手だったが、レース序盤から中盤にかけての無理が影響したのか、山口選手(#19)との差を詰めることができない。逆に伊藤選手(#33)の影が次第に大きくなり22周目についに先行を許してしまう。「あそこが限界だったかもしれません」と柳川選手。それでも57秒台前半をキープしたまま安定した速さを見せ、30ラップのレースを終えた。「納得できませんよ。もちろん、でもそれなりの成果を得たレースでした」と振り返る。オートポリスは2週間後。地元だけに大いに期待できそうだ。
<野村監督のコメント>
◆大きく前進する手応えを感じたレースでした
最初の何周かで余分な時間を使ってしまいましたが、ポジションアップをした中盤以降はトップグループとまったく遜色のないタイムを出すなど、次節に期待できるレースでした。もちろん、柳川選手も7位という結果には納得していませんが、このレースウィークでチームもマシンも着実に進化したのは事実です。この流れをそのままオートポリスに持ち込んで、九州のファンの皆さんに喜んでもらえるレースをしたいと思います。大応援団も来ていただけるとのことなので、がんばります。
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