メカニカルトラブルが発生したため、
レースの組み立てを完走に切り替え5位・10ポイントを獲得
◆ポールシッター不在の決勝グリッド
ポールポジションにマシンがいない。そこにいるはずの秋吉選手がフォーメーションラップを終えるとそのままピットに戻り、スタートすることなくリタイアしてしまったのだ。実に奇妙な光景の中、レッドシグナルがブラックアウト。その瞬間、柳川選手は7番手3列目からロケットスタート。3番手あたりで1コーナーに飛び込んでいった。
◆粘りの走行で6位をキープ
「予選の段階から中須賀選手や山口選手あたりが、先行するのは想定していたので、序盤はまったくイメージ通りの展開でした(柳川選手)」というように、レースを牽引したのは、その2台と予選49秒台を出した酒井選手の3台だった。オープニングラップを4番手でクリアした柳川選手は、その後亀谷選手、大崎選手にかわされながらも、1分51秒台半ばのペースをキープしながら、6番手を粘り強く走行していた。
◆トラブルを抱えながら順位をアップ
「実はペースを上げようにもメカニカルトラブルが起きてしまい、途中で戦略を『完走』にスイッチせざるを得ませんでした。あそこで無理していたらコースアウトしていたかもしれません(柳川選手)」。そんな状況でも9周目には大崎選手を抜き返し、5番手に浮上。再び抜き返そうとする大崎選手を押さえ込み、18周めには、亀谷選手の背中が見えるところまで猛追したが、及ばず5位で開幕戦を終了した。
◆がんばってくれたチームスタッフに結果で答えたかった
「納得はしていませんが、あの状況下で完走し、しかも10ポイントを手にすることができたのは上出来だと思います。予選段階から試行錯誤しながら、セッティングしてくれたみんなのためにも、もう少し上位に行きたかったのですが…(柳川選手)」。08バージョンのニューマシンに、新しいスタッフィング、そして新しいパーツと、さまざまな調整に時間を必要とするが、次戦に向けての確かな一歩となったレースだったといえるだろう。
<野村監督のコメント>
◆柳川選手だからこそ、獲得できた貴重なポイント
チーム態勢ががらりと変わり、マシンも08のバーションを投入するなど、開幕に向けての準備不足が出てしまったのかもしれません。事前テストを含め、予選前日の練習走行でもセッティングの方向性さえ定まらない状況で、ベテラン柳川をしてもずいぶん悩んでいたようです。それでも、ノックアウト方式の予選では着実にタイムを伸ばし、メカニカルトラブルを抱えてしまった決勝でも、粘りの走りで5位完走。貴重な10ポイントを獲得しました。次戦つくばまではおよそ1ヶ月あるので、反省点をクリアにして、今回のポイントをムダにしないようなレースをしたいと思います。
|