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全日本ロードレース選手権 第5戦 SUGO
 
更新日2007,08,27

 JSB:Ninja ZX-10R 柳川明 (TEAM GREEN) 3位
夕闇の中、果敢な走りで3戦連続表彰台を獲得


ST600:Ninja ZX-6R 高橋英倫(TEAM GREEN) 2位
粘りの走りで2位表彰台を獲得
■JSB1000
■夕闇の中、果敢な走りで3戦連続表彰台を獲得
     ランキングは僅差の2位で後半戦をスタート

●日没直前のチェッカーは、惜しくも3番手
夕闇迫るホームストレートに、トップグループのマシンが戻ってきた。後続を大きく引き離した3台のマシンの中に、ライムグリーンのゼッケン87の姿もあった。先を行く2台は渡辺選手(#76)と酒井選手(#39)。この3台が序盤からレースを引っ張り、他を寄せ付けない速さでレースを作っていった。結果は惜しくも3位。それでも3戦連続で表彰台を獲得し、ランキングでも僅差の2位とシリーズチャンピオンに向け、着実に歩を進めている。

●スケジュールの関係で決勝レースは20ラップに短縮
アクシデントが重なったレースは、異例ともいえるイレギュラーなスケジュールで進行した。最初のスタートは午後4時30分。この時点ですでに2時間遅れ。25周の決勝レースも、急遽20周に短縮が決定された。フロントロー3番手のグリッドについた柳川選手は、1コーナーを5番手でクリアしたが、その直後後続にアクシデントが発生。すぐさま赤旗が出されてしまう。

●2位のポジションをキープする作戦に
コース整備が終了し、再びスタートが切られたのは午後5時前(記録上はこのときのスタートが第1レースとなる)。抜群のスタートを見せた柳川選手は、2位でオープニングラップを終了。逃げる酒井選手を追いかけつつ、手島選手(#48)を先頭とする後続グループとの差を確実に広げていった。「本当はもっと攻めたかったのですが、フロントに少し問題を抱えていたので、無理をするより2位のアドバンテージを守ることに作戦を切り替えた」と柳川選手。ラップタイムは28秒後半から29秒台前半をキープしていた。

●2度目の赤旗で、再びタイム差ゼロに
「motoGPへのスポット参戦が決まり、その準備で前日までGPマシンを乗っていたんですが、そのせいなのかJSB1000にうまくアジャストできなかったのかもしれません。それでもメカニックと相談して前週のテストで、タイムが出たセットに決定」したことが、好結果をもたらし、後続に対して十分すぎるアドバンテージを保ちながら単独走行を重ねていた。

ところが、レースも折り返しを過ぎた11周目に、ハイポイントコーナーで転倒車両がコース上に残ってしまい、再び赤旗中断。規定周回数に達していなかったため、残り10周を残しての再レースとなってしまった。視界から遠ざかっていた酒井選手との差はゼロになった。が、後続に対するアドバンテージもゼロ。一からのやり直しだ。

●日没直前のレースでは終始接近戦を展開
夕闇がそこまで迫っていた。この日、3回目のスタートが切られたのは、午後5時56分。日没まで20分を切っていた。三度、好スタートを見せたのは酒井選手だったが、柳川選手も背後にぴたりとつける。じわじわその差を広げられた前回と違い、テールトゥノーズで酒井選手の独走を許さない。さらに渡辺選手が続き、この3台でトップグループを形成。1分29秒台半ばでレースが続いていく。

ヨシムラの2台にサンドイッチされたまま、終盤にさしかかった柳川選手は、「フロントが滑り出して、2人に離されないようにするのが精いっぱいだった」と振り返る。このときすでに路面温度は、20度以上も低下。各チームとも想定外の路面状況に困惑していた。それ以上にライダーたちも想定外のレースに、最後の力を振り絞っていた。

優勝したのはヨシムラの渡辺選手。次いで酒井選手、柳川選手はコンマ7秒遅れの3位となった。タイム合算ではないため、このレースでのリザルトがそのまま公式記録となり柳川選手は、20ポイントを獲得。3ポイント差で渡辺選手を追うこととなった。

<<野村監督のコメント>>
状況が変わっても、競り合う相手が変わっても、決して自分を失わない柳川選手らしいレース展開でした。菅生入り直前までmotoGPマシンでテスト走行していたせいか、なかなかアジャストできずに苦しんでいた様子でしたが、メカニックとのコミュニケーションの中で課題を見事にクリア。優勝こそ逃してしまいましたが、期待以上の走りを見せてくれたのではないでしょうか。後半戦を戦う上で非常に価値のある表彰台だったと思います。

Pos
No
Rider
Type
Team
Lap
Total Time
Gap
Km/h
Best Time
1
76
渡辺 篤 G8X-R1000 ヨシムラ スズキ with JOMO
10
14'57.694   148.551 1'28.589
2
39
酒井 大作 GSX-R1000 ヨシムラスズキ with JOMO
10
14'57.874 0.18 148.521 1'28.716
3
87
柳川 明 ZX-10R TEAM GREEN
10
14'58.433 0.739 148.429 1'28.822
4
73
安田 毅史 CBR1000RR 急募.com HARC-PRO.
10
15'02.769 5.075 147.716 1'29.150
5
48
手島 雄介 CBR1000RR TEAM HRC
10
15'03.388 5.694 147.615 1'29.334
6
81
阿部 典史 YZF-R1 ワイズギア・レーシング
10
15'09.863 12.169 146.564 1'30.093
7
10
亀谷 長純 CBR1000RR Team 桜井ホンダ
10
15'11.808 14.114 146.251 1'29.885
8
3
山口 辰也 CBR1000RR モリワキMOTULレーシング
10
15'12.722 15.028 146.105 1'29.956
9
62
横江 竜司 YZFR1 RT仙台森くま&秘湯峩々温泉
10
15'18.007 20.313 145.264 1'30.239
10
9
中須賀 克行 YZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
10
15'18.373 20.679 145.206 1'30.492
11
54
徳留 和樹 CBR1000RR ホンダドリーム無限RT
10
15'18.570 20.876 145.175 1'30.062
12
53
今野 由寛 GSX-R1000 K7 Deotex PANTHERA
10
15'22.007 24.313 144.634 1'30.707
13
30
波多野 祐樹 GSX-R1000K7 Moto Map SUPPLY
10
15'22.198 24.504 144.604 1'30.685
14
71
津田 一磨 CBR1000RR Team 桜井ホンダ
10
15'36.666 38.972 142.37 1'32.423
15
17
山中 正之 CBR1000RR Tele'ウルフマンヨシハルMCR
10
15'41.516 43.822 141.637 1'33.173
17
24
苅田 庄平 ZX-10R RS-ITOH&KAZE
10
15'45.608 47.914 141.024 1'33.397
20
38
原田 洋孝 ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路
10
15'58.567 1'00.873 139.117 1'34.255
☆ポイントランキング(暫定) 
渡辺篤(97)、 柳川明(94)、山口辰也(84)、阿部典史(82)、酒井大作(77)、安田毅史(77)
■ST600
■粘りの走りで2位表彰台を獲得
  ランキングでふたたびトップに躍り出た

●マシンの性能を引き出せれば結果はついてくる
「決勝の18周をどう戦い抜くかですね」。予選終了時点で高橋選手は、こう話していた。「厳しいレースになるだろうけど、マシンの性能をちゃんと引き出せれば…。それが仕事ですから」。前節、トップグループに肉迫しながら、ラストラップで転倒してしまった苦い経験からか、4番手の予選結果にも気を緩めていなかった。
決勝レースは4周目におきた多重クラッシュの影響で、赤旗中断。2位に浮上した高橋選手は、逃げる体勢に入った小西選手を猛追しようとしたところだった。コース上に浮いたオイル処理に時間がかかり、1時間半以上遅れて第2レースが再開された。

●逃げる小西選手を早めにつかまえる作戦だった
第2レースは15周。高橋の隣に並んでいたベテラン沼田(#23)が、ホールショットを奪う。さらに岩田(#20)、小西(#73)、野田(#12)と続き、高橋選手は5番手で1コーナーをクリア。「前が詰まっている状況で、早めに小西選手をつかまえたかった」という高橋選手は、1周目で3位に浮上したが、逃げる小西選手もその時点でトップを奪っていた。2ラップ目には、3コーナーで沼田選手のインをついて2位にポジションアップ。1分34秒台前半のタイムで小西選手を追いかける。後続には沼田選手に代わり、佐藤選手が迫る。佐藤選手は第1レースのシケインで転倒したが、3周目までのカウントで第2レースに復帰。高橋選手の背後からチャンスをうかがっていた。

●終盤、肉迫したものの及ばず2位チェッカー
レース中盤、なかなかペースが落ちない小西選手に対し、高橋選手はコンマ2〜3秒ずつ遅れだし、その差は1.7秒まで拡大。このまま独走態勢を許してしまいそうになる。しかし、粘りが信条の高橋選手は残り5周から徐々に、その差を縮め10周目に1.5秒、0.9秒、0.8秒と、遠くなりかけた小西選手の背中に着実に迫る。「残り周回数を考えるとちょっと絶望的なタイム差だったけど、あきらめずに追いかければ、ワンミスで追いつけるかもしれないと考えていました」と高橋選手。攻めながら冷静に判断するレース運びで、最終ラップに臨んだが、ぎりぎりの走行を続けてきた高橋選手のほうが、小さなミスを犯してしまい、トップを奪うまでにはいかなかった。そして2位チェッカー。つくば以来の表彰台にのぼり、再びランキングトップに躍り出た。

<<野村監督のコメント>>
事前走行までのさまざまな課題を考えると、2位表彰台は高く評価できると思います。レース中盤までは少しずつ離されてしまいましたが、あきらめずに中盤をしのぎ、後半に挽回。冷静なレース運びは、次戦への期待につながります。もともとアグレッシブな走行スタイルを信条としているだけに、次戦ではもっと攻める走りを期待したいですね。そのためにも、メンタル面をもっと鍛えて、タフな選手になって欲しいですね。

Pos
No.
Rider
Type
Team
Laps
1
73
小西 良輝 CBR600RR 急募.com HARC-PRO.
18
2
8
高橋 英倫 ZX-6R TEAM GREEN
18
3
10
佐藤 裕児 YZF-R6 ジュビロ レーシング チーム
18
4
5
寺本 幸司 GSX-R600K7 Moto Map VEGA
18
5
12
野田 弘樹 CBR600RR レーシングチーム ハニービー
18
6
88
武田 雄一 CBR600RR Team 桜井ホンダ
18
7
20
岩田 悟 CBR600RR F.C.C.TSR
18
8
72
宮崎 敦 YZF-R6 DOG FIGHT RACING
18
9
15
稲垣 誠 CBR600RR バーニングブラッドRT
18
10
9
須貝 義行 749R チームスガイ
18
11
705
黒川 武彦 CBR600RR 松本クリニック中村Egスピード
18
12
23
沼田 憲保 YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
18
13
19
鶴田 竜二 ZX-6R TrickStarタミトン-R
18
14
25
東浦 正周 YZF-R6 プラスミューレーシングチーム
18
15
62
中津原 尚宏 CBR600RR 研友会栃木PGレーシング
18
22
33
中島 大輔 ZX-6R アンビシャス LUMIX レーシング
18
32
76
清水 直樹 ZX-6R RS-ITOH&KAZE
13
☆ポイントランキング(暫定) 
高橋英倫(56)、佐藤裕児(55)、小西良輝(50)、奥野正雄(47)、武田雄一(40)、野田弘樹(36)
御声援ありがとうございました。
次回 第6戦は、9月30日 岡山県 岡山国際サーキットにて行われます。

| もてぎ | | 鈴鹿 | | 筑波 | | オートポリス | | SUGO | | 岡山国際 | | 鈴鹿 | 

レースの詳細・動画等はMFJサイトでご確認ください。
・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■GAORA(モトバトル2007)
※スカパー!、ケーブルテレビで放送中
http://www.gaora.co.jp/motor-sports/motobattle/
全日本選手権(SUGO)
 9月3日 (月) 22:30〜24:30(初回放送)
 9月6日 (木) 15:00〜17:00
 9月9日 (日) 10:00〜12:00






地上波でも「モトバトル2007」が見れる!
第5戦 SUGOの模様は下記の放送局で放送予定です。
http://www.mfj.or.jp/

・東京MXTV 2007/9/7(金)11:00〜
・テレビ神奈川 2007/9/8(土)10:30〜
・千葉テレビ 未定
・テレビ埼玉  未定
・群馬テレビ 未定
・とちぎテレビ 2007/9/7(金)20:30〜
・三重テレビ 2007/9/8(土)12:00〜
・KBS京都 2007/9/8(土)10:30〜
・サンテレビ 未定

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください。

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