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カワサキインフォーメーション
全日本ロードレース選手権 第3戦 筑波
 
更新日2007,05,14


カワサキ ダブルウインを達成!

 JSB:Ninja ZX-10R 柳川明 (TEAM GREEN) 1位

ST600:Ninja ZX-6R 高橋英倫(TEAM GREEN) 1位
■JSB1000

■序盤の熾烈なトップ争いを征し、
独走態勢にもちこみ、ぶっちぎりの優勝でダブルウインを達成


2番手、秋吉選手との差は6秒以上。完璧なまでの優勝を最後はウイリー走行で締めくくった。「メカニックさんたちのがんばりに答えなきゃね。本当にいい仕事をしてくれたと思います。みんなに感謝しています(柳川選手)」と今シーズン初の優勝を喜び、表彰台の真ん中で野村監督と固い握手を交わした。直前に行われたST600で高橋英倫選手が見事な逆転初優勝を飾っていただけに、ピットクルーも大騒ぎ。観客席のグリーンの応援フラッグも大きく振られ、筑波サーキットはまさにグリーンデイとなった。

レースはアクシデントが続出し、赤旗中断が2回。30周のレースは規定により3周と27周の2ヒートレースとして行われた。柳川選手は3回とも見事なロケットスタートを見せた。ホールショットは阿部選手(#81)にゆずったものの2番手の好位置でオープニングラップをクリア。抜きどころの少ない筑波サーキットで有利にレースを展開するポジションをしっかりつかみ、逃げを打つ阿部選手の背後にぴたりとつける。

阿部選手の様子をうかがっていたのか、テールトゥノーズの猛追体制のまま数周を消化。6周目にわずかのスキを突きトップに躍り出て前方がクリアになると、ラップタイムを57秒代前半から56秒台にあげていく。その後しばらくは、追いすがる阿部選手と秋吉選手(#4)の3台でトップグループを形成。ライディングスタイルの違いやブレーキングポイント、さらにはライン取りの違いから各コーナーで繰り広げられるトップランカーたちの息をもつかせぬ戦いに、観客は大いにわいた。

「ぼくだけじゃなく、秋吉選手も阿部選手も、動揺することなくスタートできたし、いつも通りのモチベーションのままレースに臨めたと思いますよ。さすがに3回もスタートやり直しはきついけど(柳川選手)」。その言葉を裏付けるかのように若手と呼ばれるライダーたちはトップ3台のペースについて行けず、次第にギャップは広がっていった。周回遅れが出始める中盤ではさらにその傾向が顕著になり、優勝争いは3台に絞られる。そんな中、レースの折り返し時点14周目には、この日のベストラップ56秒682をマーク。じわり後続を引き離しはじめる。

タイヤにもきついコース。いかに後半のペースを落とさず走るかが勝利につながる。柳川選手の後半は、57秒前半のペースで、予選タイム(56秒501)からすると、圧倒的な速さとはいえないが、安定した速さを維持し続けることで圧勝ともいえる独走態勢を築いていった。ちなみに残り3周時点のアドバンテージは7秒以上。それでも後ろを振り返らず最終ラップに。「勝利を確信したのは最終ラップの第1ヘアピン。思わず振り返ったら、誰もいなかったんです(柳川選手)」。そして、ファンとチームスタッフに感謝をこめたウィリーチェッカーとなったのである。

<<野村監督のコメント>>
前節・鈴鹿での苦い思いを払拭すべくチームが一丸となって取り組んでくれた結果の優勝。決勝前に十分、手応えを感じてはいましたが、ここまでの圧勝はさすがに想像していませんでした。メカニックの努力に柳川選手が見事にこたえてくれた結果です。しかも、高橋英倫選手とのダブルウィンで、言うことなしの1日となりました。応援に来てくださったファンのみなさんにもこれで少しは恩返しができた気がします。次節は本拠地・オートポリス。この流れをそのまま持ち込んで連勝をねらいます。

Pos No Name Team Type 第1レース 第2レース Total
Lap
p.
Lap
Total Time
p.
Lap
Total Time
1
87
柳川 明 TEAM GREEN K-ZX-10R
3
3
2'57.813
1
27
25'47.384
30
2
4
秋吉 耕佑 WINs SUZUKI R.T S-GSX-R1000
1
3
2'56.229
2
27
25'53.570
30
3
81
阿部 典史 ワイズギア・レーシング Y-YZF-R1
2
3
2'56.905
3
27
25'53.746
30
4
3
山口 辰也 モリワキMOTULレーシング H-CBR1000RR
9
3
2'59.764
4
27
25'54.225
30
5
48
手島 雄介 TEAM HRC H-CBR1000RR
11
3
3'00.625
5
27
25'54.735
30
6
73
安田 毅史 team HARC-PRO. H-CBR1000RR
6
3
2'59.284
6
27
25'56.075
30
7
75
大崎 誠之 SP忠男レーシングチーム Y-YZF-R1
10
3
3'00.057
7
27
25'57.590
30
8
39
酒井 大作 ヨシムラスズキwithJOMO S-GSX-R1000
5
3
2'58.644
8
27
26'01.219
30
9
76
渡辺 篤 ヨシムラスズキwithJOMO S-GSX-R1000
4
3
2'58.304
9
27
26'11.702
30
10
7
辻村 猛 F.C.C.TSR H-CBR1000RR
15
3
3'02.607
10
27
26'18.665
30
11
30
波多野 祐樹 Moto Map SUPPLY S-GSX-R1000
16
3
3'04.174
11
27
26'24.008
30
12
11
須貝 義行 KEIHINKoharaR.T. H-CBR1000RR
19
3
3'06.175
12
27
26'28.687
30
13
6
出口 修 チームOSG&モトスポーツ H-CBR1000RR
17
3
3'04.463
13
27
26'29.827
30
14
17
山中 正之 Tele' ウルフマンヨシハルMCR H-CBR1000RR
13
3
3'02.051
14
27
26'34.653
30
15
24
苅田 庄平 RS-ITOH&KAZE K-ZX-10R
18
3
3'05.918
15
27
26'45.523
30
20
38
原田 洋孝 R.S.ガレージハラダ姫路 K-ZX-10R
28
3
3'12.740
20
26
26'29.333
29
☆ポイントランキング(暫定) 
山口辰也(58)、渡辺篤(57)、柳川明(52)、阿部典史(49)、秋吉耕佑(49)、安田毅史(48)
■ST600

■涙が溢れてきたウイニングラップ
 最高の母の日のプレゼントとなった

その差、わずか0秒139。スリップストリームを使って迫る小西選手(#73)を征し、高橋選手はチームグリーン移籍後2戦目にして見事な優勝を飾った。トップに躍り出たのは、ファイナルラップの第2ヘアピン。それまで合計26周にもわたり、小西選手の背後にぴたりと寄り添うようにしてセカンドポジションをキープ。「本当はファイナルラップの1コーナーで飛び込むつもりでしたが、小西さんにフタをされちゃっていけなかった。最後の勝負に出た第2ヘアピンはラインが小西さんと少し違っていたから。ジャストタイミングでとびこめました(高橋選手)」。トップに立ち、残るは最高速の出るバックストレッチと最終コーナー。先に姿を見せたのはグリーンのマシンだった。

予選は59秒332。トップタイムをたたき出した新垣選手にコンマ5秒ほどの遅れをとり、総合で9番手・セカンドローからのスタートとなった。コース幅が狭く、1コーナーまでの距離が短い筑波サーキットでは予断を許さないスターティンググリッドだ。決勝のオープニングラップを奪ったのは2番グリッドからスタートした小西選手。次いで前節2位表彰台に登った寺本選手(#5)、さらに野田選手(#12)。いずれもフロントローからの3人だった。高橋選手はそのすぐ後ろ、なんと4番手で1周目をクリア。2周目に寺本選手がコースアウトすると自動的に3番手に浮上し、3周目には野田選手をかわし逃げる小西選手にくらいつく。

セカンドポジションを手に入れた高橋選手はセカンドグループの先頭に立ち、周回を重ねはじめたが5周目のMCコーナーで野田選手と佐藤選手(#10)が転倒リタイア。離されつつあった小西選手との差を縮め、一騎討ちの格好となっていく。その差はコンマ2秒前後。ワンチャンス・ワンミスで簡単にポジションが入れ替わる。が、しかし試合巧者の小西選手がやすやすと前をあけるはずもなく、接近戦はその後16周も続いた。ようやくチャンスが訪れたのは18周目の1コーナー侵入。わずかのタイミングでついにトップに躍り出た。

「けど、引っ張れませんでした。ペースを作れなかった。このままトップにこだわっていたら、後半もたなくなると思って、次の周回で再びセカンドポジションに戻り、小西選手をマーク。食らいついていくことに専念しました(高橋選手)」。食らいつく走りはラストラップまで10周に及んだ。エンジン音でその差を計っていた小西選手はラストラップに高橋選手の仕掛けを推測したのか、第2ヘアピンでこれまでと少し違うラインを選択。突きはなしにかかったが、高橋選手は逆にそこをついた。「1コーナーで一度抜いていたし、そこは無理かなと思い、第2ヘアピンまで我慢したのがよかった。けど、勝つなんて思ってませんでした(高橋選手)」と振り返る。

ウイニングラップの途中で大きく降られるグリーンのフラッグを観客席に見つけた瞬間、「いままで応援してくれたファンや家族の顔がふと出てきて涙が止まらなくなっちゃいました」と表彰台で優勝の感想を述べた高橋選手。表彰台を降りるとまっさきに、この日サーキットに招待していたお母さんに優勝の花束をプレゼントした。

<<野村監督のコメント>>
見事でした。予選のタイムから冷静に考えると表彰台圏内であれば十分と考えていましたが、冷静なレース運びでこれ以上ない結果をもたらしてくれました。もてぎでの開幕戦は、後わずかのところで表彰台に手が届かず悔しい思いをしたので喜びもひとしおです。ベテラン小西選手を向こうに回し、セカンドポジションをキープしながら、冷静にレースを展開。最終ラップのワンチャンスを見逃さなかったのはライダーとして大きなステップにつながります。この流れをぜひオートポリスに持ち込みたいですね。

Pos
No
Name Team Type Lap Total Time Gap Best Time Lap Ave. (Km/h)
1
8
高橋 英倫 TEAM GREEN K-ZX-6R
30
29'51.514   59.048 4 / 30 124.788
2
73
小西 良輝 team HARC-PRO. H-CBR600RR
30
29'51.653 0.139 59.042 5 / 30 124.779
3
6
奥野 正雄 伊藤RACING・GMDスズカ Y-YZF-R6
30
30'01.115 9.601 59.199 5 / 30 124.123
4
88
武田 雄一 Team 桜井ホンダ H-CBR600RR
30
30'03.848 12.334 59.454 3 / 30 123.935
5
705
黒川 武彦 松本クリニック中村Egスピード H-CBR600RR
30
30'13.667 22.153 59.562 14 / 30 123.264
6
55
高橋 江紀 DyDo MiU Racing H-CBR600RR
30
30'13.967 22.453 59.456 6 / 30 123.244
7
17
新垣 敏之 ARA 虎の穴 Bikers H-CBR600RR
30
30'14.044 22.53 59.513 6 / 30 123.238
8
29
津田 拓也 チームOSG&モトスポーツ H-CBR600RR
30
30'14.456 22.942 59.892 15 / 30 123.21
9
43
生形 秀之 エスパルスドリームレーシング S-GSX-R600
30
30'15.880 24.366 59.888 15 / 30 123.114
10
20
岩田 悟 F.C.C.TSR H-CBR600RR
30
30'16.100 24.586 59.868 26 / 30 123.099
11
11
森 新 team HARC-PRO. H-CBR600RR
30
30'16.269 24.755 59.708 3 / 30 123.087
12
58
大木 崇行 Club HARC-PRO. H-CBR600RR
30
30'16.496 24.982 59.306 4 / 30 123.072
13
72
宮崎 敦 DOG FIGHT RACING Y-YZF-R6
30
30'16.785 25.271 59.924 11 / 30 123.053
14
23
沼田 憲保 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Y-YZF-R6
30
30'19.866 28.352 59.974 4 / 30 122.844
15
37
行方 知基 ヨシムラスズキwithJOMO S-GSX-R600
30
30'21.523 30.009 1'00.121 7 / 30 122.732
19
19
鶴田 竜二 TRICK STAR TAMITON-R K-ZX-6R
30
30'37.102 45.588 59.793 8 / 30 121.692
21
85
中島 大輔 MAX-SPEED K-ZX-6R
30
30'37.469 45.955 1'00.452 15 / 30 121.667
23
33
下地 申悟 アンビシャス Panasonic LUMIX K-ZX-6R
30
30'37.790 46.276 1'00.376 20 / 30 121.646
☆ポイントランキング(暫定) 
高橋英倫(33)、奥野正雄(30)、佐藤裕児(20)、武田雄一(20)、寺本幸司(17)、小西良輝(17)
御声援ありがとうございました。
次回 第4戦は、5月27日 大分県 オートポリスにて行われます。

| もてぎ | | 鈴鹿 | | 筑波 | | オートポリス | | SUGO | | 岡山国際 | | 鈴鹿 | 

レースの詳細・動画等はMFJサイトでご確認ください。
・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■GAORA(モトバトル2007)
※スカパー!、ケーブルテレビで放送中
http://www.gaora.co.jp/motor-sports/motobattle/
全日本選手権(筑波)
 5月21日 (月)22:30〜24:30(初回放送)
 5月24日 (木)15:00〜17:00
 5月27日 (日)9:00〜11:00





地上波でも「モトバトル2007」が見れる!
第3戦 筑波の模様は下記の放送局で放送予定です。
http://www.mfj.or.jp/

・東京MXTV 2007/5/25(金)11:00〜
・テレビ神奈川 2007/5/26(土)10:30〜
・千葉テレビ 2007/5/27(日)20:00〜
・テレビ埼玉  未定
・群馬テレビ 2007/5/25(金)15:30〜
・とちぎテレビ 2007/5/25(金)20:30〜
・三重テレビ 2007/5/26(土)12:00〜
・KBS京都 2007/5/26(土)10:30〜
・サンテレビ 2007/5/27(日)16:30〜

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください。

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