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カワサキインフォーメーション
全日本ロードレース選手権 第1戦 もてぎ
 
更新日2007,04,02


開幕戦 追撃及ばず惜しくも4位

 JSB:Ninja ZX-10R 柳川明 (TEAM GREEN) 4位

ST600:Ninja ZX-6R 高橋英倫(TEAM GREEN) 4位
■JSB1000
最終ラップまで繰り広げられたトップ争いが パッケージの仕上がりのよさを証明してくれた

抜群のスタートで1コーナーに飛び込んだ柳川選手。ホールショットこそ奪えなかったものの阿部選手(#81)に次ぐ2番手でオープニングラップをクリアした。後続には森脇選手(#83)と山口選手(#9)。上位4台のバトルがレース序盤の見所となる。各コーナーでトップの阿部選手を追い詰める柳川選手。そのたびにフタをするかのようにラインをふさいでしまう阿部選手。さらに森脇選手がそれに加わり、接近戦が繰り広げられた。「早い段階でパスすべきでしたが、マシン特性の違いからかそれができませんでした。ファンの方は見ていて楽しかったでしょ、でも」と柳川選手。2人の攻防を背後からうかがっていた森脇選手が動いたのは5周目。と同時に、1分53秒台のペースが52秒台にあがり、阿部選手が次第に遅れはじめトップグループから姿を消してしまう。

柳川選手はモリワキの2台にサンドイッチされるカタチで2番手をキープしたまま中盤へ。3台によるトップグループは抜きつ抜かれつの展開を繰り返しながら数周を消化。レース後半へ向かおうとしていた。このときのラップタイムは1分52秒台後半。ブレーキ勝負やスライド走行など、これぞトップライダーの走りを繰り広げていた3台だった。しかし、熾烈なしのぎあいは過酷な消耗戦となり、2秒以上あった後続とのアドバンテージが次第にそして確実に少なくなっていた。

背後からひたひたと迫っていたのは渡辺選手(#76)。3台だったトップグループは再び4台の戦いとなり20周のレースもいよいよ大詰めに。トップグループの最後尾にポジション取りしていた柳川選手は、表彰台の一角を奪おうと最終ラップまで果敢なチャージを見せた。そして最終ラップ5コーナーで前を行くモリワキ選手をかわし3番手に浮上。しかしV字コーナーで再び森脇選手にその座を明け渡してしまった。「最後の90度コーナーで強引に抜きかえそうとしましたが、危険すぎる賭けでした」と柳川選手。惜しくも開幕戦表彰台を後わずかのところで逃してしまった。

「勝てるレースでしたね。こういうときに勝っておかなきゃいけないんですよ、本当は。でも、収穫もありました。レースウィークに入ってからもそうだし、レース本番でも終始トップグループで勝負できたということは、目指していた方向が間違っていなかったということです。開幕戦のこの手応えは、これからのレースが期待できると思います。進化してますよ、今年のカワサキのパッケージは」。表彰台こそ逃してしまったが、やけに明るい柳川選手の表情だった。

<<野村監督のコメント>>
くやしいですね。序盤で阿部選手に行く手を阻まれアドバンテージを築けなかったのが痛かった。もう少し速いラップタイムで周回していけば、昨年に続いて開幕2連勝も不可能ではなかった気がします。マシン特性の違いから抜けるポイントが極端に少なく、そうこうしているうちに後続に追いつかれてしまいました。ただシリーズを通して勝負できる体制、マシンづくりの方向性がはっきりしてきたことは大きなメリットです。今回のレースで得たデータを元に次戦も勝負をかけます。ぜひ応援よろしくお願いします。

Pos
No.
Name
Lap
Total
Delay
Gap
Best
Lap
Type
Team
1
76
渡辺  篤
20
37'39.056 153.03Km/h   1'51.721 12/20 GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
2
3
山口 辰也
20
37'40.290 1.234 1.234 1'51.749 7/20 CBR1000RR モリワキMOTULレーシング
3
83
森脇 尚護
20
37'40.834 1.778 0.544 1'52.401 7/20 CBR1000RR モリワキMOTULレーシング
4
87
柳川  明
20
37'41.208 2.152 0.374 1'52.241 7/20 ZX-10R TEAM GREEN
5
81
阿部 典史
20
37'46.922 7.866 5.714 1'52.519 15/20 YZF-R1 ワイズギア・レーシング
6
9
中須賀克行
20
37'48.343 9.287 1.421 1'52.622 9/20 YZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
7
10
亀谷 長純
20
37'48.956 9.9 0.613 1'52.543 14/20 CBR1000RR Team 桜井ホンダ
8
4
秋吉 耕佑
20
37'58.358 19.302 9.402 1'52.587 20/20 GSX-R1000K7 WINs SUZUKI R.T
9
39
酒井 大作
20
38'02.173 23.117 3.815 1'53.011 15/20 GSX-R1000 ヨシムラスズキwithJOMO
10
73
安田 毅史
20
38'02.242 23.186 0.069 1'52.983 8/20 CBR1000RR team HARC-PRO.
11
75
大崎 誠之
20
38'06.301 27.245 4.059 1'53.360 8/20 YZF-R1 SP忠男レーシングチーム
12
54
徳留 和樹
20
38'09.405 30.349 3.104 1'53.095 6/20 CBR1000RR ホンダドリーム無限RT
13
48
手島 雄介
20
38'19.509 40.453 10.104 1'53.436 7/20 CBR1000RR TEAM HRC
14
7
辻村  猛
20
38'22.235 43.179 2.726 1'53.675 13/20 CBR1000RR F.C.C.TSR
15
53
今野 由寛
20
38'26.997 47.941 4.762 1'54.163 20/20 GSX-R1000K7 Deotex PANTHERA
20
24
苅田 庄平
20
39'11.168 1'32.112 23.679 1'55.878 3/20 ZX-10R RS-ITOH&KAZE
 
■ST600
カワサキ・デビュー戦は価値ある4位
次戦以降の走りに大いなる期待がもてる

移籍初年度のレースとなった高橋英倫選手は4列目、11番グリッド。市販車ベースのST600クラスは、スタートでの混乱が起こりやすく、3列目以後のポジションにいるライダーにとって1コーナーへの飛び込みがそのレースを左右すると言っても過言ではない。その不安を高橋選手は一蹴して見せた。抜群のクラッチミートで前列のマシンの間をするすると抜けていくと5番手まで浮上。オープニングラップは東浦選手(#25)、寺本選手(#5)に次ぐ3番手でクリアした。レース直前には「まだまだマシン特性を引き出せないまま予選に突入。なんだか消化不良のような感じで…。レースウィークに入っても天候がめまぐるしく変わって、十分な手応えを得るまで行っていません」と話していた高橋選手。オープニングラップを見る限りはその不安も信じがたいほどの速さだった。

しかし、ライダーの不安は的中してしまう。周回を重ねるごとにトップグループから引き離され、後続集団に飲み込まれはじめる。レース中盤にはセカンドグループからもふるい落とされ6番手に後退。「アクセルワークやブレーキング、コーナーの入り方などこれまでの自分のスタイルというか、クセのまま走っていたのがよくありませんでした。まわりのライダーと同じような走り方をしていたのかもしれません。メーカーもタイヤも違うのに」と高橋選手。じりじりと後退する中、自分のスタイルを冷静に診断し、思い切って走りのスタイルを変えることに挑戦したのだ。「もがいているうちに我に返ったって感じですけど」と高橋選手。

結果はすぐに現れる。もともとポテンシャルの高いZX6RR。ライディングスタイルがアジャストされると奥野選手(#6)、東浦選手(#25)、野田選手(#12)で構成されていたセカンドグループの背中を捕らえ、12周目には野田選手をかわし5番手に浮上。続く13周目には東浦選手もパス。「乗り方を変えたら前がどんどん近づいてきた」というように気がつけば表彰台圏内の3位争いになっていたのだ。

残り周回3周を残して3位の奥野選手とのギャップはわずか0.7秒足らず。残り2ラップでさらにその差は縮まり0.6秒。そしていよいよ最終ラップに突入。3〜4コーナー、5コーナー、V字コーナー、ヘアピン、そしてダウンヒルストレートとテールトゥノーズの接近戦が続く。ツインリンクもてぎ最大の抜き所といわれる90度コーナーでは接触ぎりぎりのつっこみを見せるも届かずそのまま最終コーナー立ち上がりへ。勝負はホームストレートへと持ち越されたがわずか数メートル、コンマ1秒の差で表彰台を逃してしまった。「もう1周あれば確実に抜けたのですが、ライディングスタイルの変更に気づくのが遅すぎました。でも、これで次戦からは戦い方が変わるので期待してください」と高橋選手。収穫したものが多いデビュー戦となった。

<<野村監督のコメント>>
非常に価値のある4位でした。レース中盤はロスの多いライディングでポジションキープすることができませんでしたが、経験のあるライダーだけに競り合いの中で修正ポイントに気づいて、マシンのポテンシャルをうまくひきだすことができました。たしかに手の届くところにあった表彰台を逃したのは残念ですが、それ以上のシリーズを戦うための情報と経験を手にすることができました。ZX6RRにあったライディングスタイルをしっかりマスターして次戦は表彰台をねらってほしいですね。

Pos
No.
Name
Lap
Total
Delay
Gap
Best
Lap
Type
Team
1
10
佐藤 裕児
16
31'39.417 145.60Km/h   1'57.455 8/16 YZF-R6 ジュビロ レーシング チーム
2
5
寺本 幸司
16
31'39.617 0.2 0.2 1'57.484 8/16 GSX-R600K7 Moto Map VEGA
3
6
奥野 正雄
16
31'47.674 8.257 8.057 1'58.196 4/16 YZF-R6 伊藤RACING・GMDスズカ
4
8
高橋 英倫
16
31'47.774 8.357 0.1 1'58.202 11/16 ZX-6R TEAM GREEN
5
25
東浦 正周
16
31'48.055 8.638 0.281 1'58.404 11/16 YZF-R6 プラスミューレーシングチーム
6
12
野田 弘樹
16
31'48.519 9.102 0.464 1'58.183 4/16 CBR600RR レーシングチーム ハニービー
7
16
大石 正彦
16
31'49.518 10.101 0.999 1'58.445 4/16 YZF-R6 伊藤RACING・GMDスズカ
8
72
宮崎  敦
16
31'49.711 10.294 0.193 1'58.424 4/16 YZF-R6 DOG FIGHT RACING
9
88
武田 雄一
16
31'53.648 14.231 3.937 1'58.760 5/16 CBR600RR Team 桜井ホンダ
10
20
岩田  悟
16
32'00.663 21.246 7.015 1'58.626 12/16 CBR600RR F.C.C.TSR
11
705
黒川 武彦
16
32'01.715 22.298 1.052 1'59.120 6/16 CBR600RR GARAGESPEED中村Eg
12
23
沼田 憲保
16
32'06.370 26.953 4.655 1'58.771 7/16 YZF-R6 HITMAN RC甲子園ヤマハ
13
51
泉本 真宏
16
32'09.034 29.617 2.664 1'59.453 5/16 YZF-R6 RT森のくまさん 佐藤塾仙台
14
58
大木 崇行
16
32'15.114 35.697 6.08 1'59.963 13/16 CBR600RR Club HARC-PRO.
15
37
行方 知基
16
32'15.259 35.842 0.145 1'59.754 15/16 GSX-R600 ヨシムラスズキwithJOMO
17
33
下地 申悟
16
32'18.890 39.473 2.889 2'00.006 7/16 ZX-6RR アンビシャス Panasonic LUMIX
23
76
清水 直樹
16
32'29.899 50.482 0.464 1'59.989 9/16 ZX-6R RS-ITOH&KAZE
26
85
中島 大輔
16
32'39.102 59.685 2.381 2'00.851 9/16 ZX-6R MAX-SPEED
御声援ありがとうございました。
次回 第2戦は、4月15日 三重県 鈴鹿サーキットにて行われます。

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レースの詳細・動画等はMFJサイトでご確認ください。
・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■GAORA(モトバトル2007)
※スカパー!、ケーブルテレビで放送中
http://www.gaora.co.jp/motor-sports/motobattle/
全日本選手権(もてぎ)
 4月9日 (月)22:30〜24:30(初回放送)
 4月12日 (木)15:00〜17:00
 4月15日 (日)9:00〜11:00




地上波でも「モトバトル2007」が見れる!
第1戦 もてぎの模様は下記の放送局で放送予定です。
http://www.mfj.or.jp/

・東京MXTV 2007/4/13(金)11:00〜
・テレビ神奈川 2007/4/14(土)10:30〜
・千葉テレビ 2007/4/15(日)18:30〜
・テレビ埼玉  2007/4/15(日)18:30〜
・群馬テレビ 2007/4/13(金)15:30〜
・とちぎテレビ 2007/4/13(金)20:30〜
・三重テレビ 2007/4/14(土)12:00〜
・KBS京都 2007/4/14(土)10:30〜
・サンテレビ 2007/4/15(日)16:30〜

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください。

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