接戦を見事に征し、ポールトゥーウイン
後半戦を価値ある2勝目で飾った
開幕戦以来の優勝。今シーズン2勝目は酒井選手にとって鬼門ともいわれていたスポーツランドSUGOだった。土曜日の予選では1分32秒193というコースレコードでポールポジションを奪い取ったが、同じ32秒台に7台がひしめき合う混戦模様。けっして予断を許さない状況に酒井選手は「序盤がひとつの勝負だと思ったので、集団に飲まれないようスタートに集中した(酒井選手)」と振り返る。ホールショットはスポット参戦ながら地元の新垣選手(#57)が奪い、オープニングラップは安田選手(#1)に続く3番手で通過することとなった。その安田選手を2周目にかわすと、4周目1コーナーの飛び込みで先行する新垣選手をパスし、序盤でトップに立つ。その後1分33秒前半のペースでトップを維持し、後続3台を従えるかたちでレース前半をひっぱっていった。
レース中盤の10周目には3位を走っていた辻村選手がハイポイントコーナーで転倒・リタイア。安田選手との一騎打ちとなった。直後の11周目にはその安田選手にトップを譲ったが、13周目のバックストレートで再びトップを奪い返すと、そのままだれにも前を行かせることなくポールトゥーウインを飾った。「抜かれてしまったけど、焦りはありませんでした。安田さんの走りをじっくり観て、冷静にパスできました」と酒井選手。最終ラップのホームストレートまでもつれこんだトップ争いは、多くのファンを釘付けにした好バトルとなった。
チェッカーフラッグを受けたときのアドバンテージはわずか0.047秒。マシン1台分あるかないかの僅差だったが、この差は後半戦を戦う上で実に大きなアドバンテージになるに違いない。ひとつのミスがポジションダウンにつながる接近戦にもかかわらず、レースマネジメント通りに展開し優勝したのだから、残り2戦は大いに期待できるのだ。ちなみに酒井選手にとって菅生での表彰台は初めての経験。
■野村監督のコメント:
今回の勝利はこれまでとまた違う大きな意味を持っていると思います。レース全体のマネジメントを考え、自分自身の気持ちをコントロールした上での勝利ですから。オープニングラップで先行を許したものの、落ち着いてパスしただけでなく、その後も背後に迫るベテラン勢のプレッシャーにも動じることなく、最後まで自分の走りができたことは残り2戦に大きな期待ができますね。速さに強さを加える意味でも今回のレース展開は本人にとってプラスだったはず。次戦は岡山国際です。ぜひ応援に来てください。
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