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カワサキインフォーメーション
全日本ロードレース選手権 第1戦 もてぎ
 
更新日2006,04,03

その瞬間、ピットクルーたちはこぶしを高く掲げ、 開幕戦ダブルウィンの快挙に酔いしれた。

開幕戦ダブルウィンの快挙

 JSB:ZX-10R 柳川明 (TEAM GREEN) 1位

ST600:ZX-6RR 酒井大作(TEAM GREEN) 1位
■JSB1000
雨による再レースでぶっちぎりの優勝!

最終コーナーからライムグリーンのマシンが飛び出してくると、チームグリーンのピットクルーたちは歓喜の声をあげ、降りしきる雨の中にこぶしを高々と掲げた。チームグリーンのダブルウインが開幕戦で達成されたのだ。
******* *******
今にも降り出しそうな空模様の下、スタートしたJSB1000クラスの決勝レース。セカンドロー7番グリッドから飛び出したゼッケン87・柳川選手のマシンはするするとポジションアップ。4位でホームストレートに戻ってきた。4周目には前を行く中須賀をとらえ表彰台圏内の3位に上昇。その後はセカンドグループを引っ張る形でバトルを展開しながら周回を重ねていった。「事前テストが十分ではなく、まだセッティングを煮詰めきっていないままの決勝だったのでポジションキープが精一杯だった(柳川)」というように、3位争いをしている間にトップ2台との差は歴然となった。このままレース後半へ進みかけた13周目、雨を知らせるクロス旗が出され、大粒の雨と同時にレースは赤旗中断となった。
レース成立規定回数にわずかに達していなかったため、8周の再レース。タイム合算ではなく、2回目の順位がそのまま決勝結果となる。グリッドは12周終了時の3番手フロントローからだ。「あぁいう状況では気持ちがゆるんだものの負けになる(柳川)」と柳川選手は絶妙のクラッチミートでホールショットを奪うと、そのまま果敢な走りでトップを独走。ヘビーウエットの滑りやすい路面状況に、相次ぐ転倒・コースアウトするライダーが続出する中、2分7秒台をコンスタントにたたき出し、独走状態のままトップでチェッカーを受けた。

野村監督のコメント:
ドライでのテスト不足から過酷なレース展開が予想されましたが、ウエットコンディションでの再レースでチャンスが巡ってきたといえるでしょう。そのチャンスをしっかりたぐり寄せた柳川選手のテクニックとわずかな時間で雨のセッティングを作り出したメカニックの勝利です。幸先のいい開幕ダブルウィンとなりましたが、この調子を今後も続けたいですね。

Pos
No.
Name
Lap
1st
2nd Race Time
Best
Type
Team
1 87 柳川 明 20 12 8 17'16.025 1'51.950 ZX-10R TEAM GREEN
2 55 出口 修 20 12 8 17'19.276 1'53.203 CBR1000RR DyDo MIU Racing
3 76 渡辺 篤 20 12 8 17'25.484 1'51.214 GSX-1000K6 ヨシムラスズキwithJOMO
4 54 徳留 和樹 20 12 8 17'26.999 1'51.733 CBR1000RR ホンダドリーム無限RT
5 12 中須賀 克行 20 12 8 17'27.448 1'51.775 YZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
6 13 須貝 義行 20 12 8 17'27.925 1'53.824 999R PANTHERA PLOT
7 9 亀谷 長純 20 12 8 17'33.059 1'54.044 CBR1000RR Team 桜井ホンダ
8 15 川瀬 裕昌 20 12 8 17'34.325 1'54.404 GSX-R1000 WINS FACTORY
9 10 小西 良輝 20 12 8 17'37.339 1'53.463 CBR1000RR team HARC-PRO.
10 1 伊藤 真一 20 12 8 17'40.197 1'51.864 CBR1000RR KEIHIN KoharaR.T.
11 26 山中 正之 20 12 8 17'41.020 1'55.514 CBR1000RR Tele'ウルフマン&ヨシハル
12 19 畠山 泰昌 20 12 8 17'53.452 1'56.516 CBR1000RR Team IHY B.B
13 48 手島 雄介 20 12 8 17'54.315 1'53.757 CBR1000RR F.C.C.TSR
14 29 苅田 庄平 20 12 8 17'54.494 1'55.834 ZX-10R RS-ITOH&KAZE
15 33 高田 速人 20 12 8 17'55.259 1'56.544 CBR1000RR HONDA DREAM船橋RT
19 38 原田 洋孝 20 12 8 19'13.011 1'58.169 ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路
24 91 中山 智博 19 12 7 17'28.812 1'57.876 ZX-10R RS-ITOH&KAZE
 
■ST600
速さに強さが加わった開幕戦優勝!!

ホームストレートに戻ってきた酒井選手は、開幕戦勝利の喜びをウィリーで表した。レース序盤でトップに立つと後続との差を確実に広げ、終わってみればぶっちぎりの優勝。予選からの好調な流れは現実となった。
******* *******
「その日のベストを尽くすことで上位をしっかり手にしたい(酒井選手)」。昨シーズンの反省から多くを学び取った酒井選手は、予選3番手のグリッドについて冷静な答えを用意していた。抜群のスタートダッシュでポジションを一つあげたオープニングラップは、後続車の転倒でいきなり赤旗中断。仕切り直しとなった再レースでも集中力はとぎれることはなかった。レース前の冷静な受け答えは本物だった。
前を行く高橋選手(#7)を慎重にパスすると、逃げ切り体制に入ろうとしていたトップを猛追。1分56秒前半のラップタイムを重ね4周目にはファステストラップをたたき出し、ギャップを縮めていった。「前に出るのに時間はかかったけどまだ序盤だったし、まったく焦りはありませんでした。前をつかまえる自信もあった。コーナーごとに背中が大きく見えていましたから(酒井選手)」との言葉通り、5ラップを終了した時点でそのギャップはついに1秒を切っていた。その直後だ。6ラップ目に入った1コーナーで安田選手(#1)が単独転倒。酒井選手がトップに躍り出た。
レース序盤でターゲットを失ってしまった酒井選手だったが、時計仕掛けのように1分57秒前半の安定したラップで周回を重ね、2位の大崎選手(#9)に5秒以上のアドバンテージを確保。戦意を喪失させるには十分すぎるタイム差でそのままぶっちぎりの優勝となった。

野村監督のコメント:
昨シーズンで酒井選手の速さは誰もが認めるとことになったが、精神的にもろい面が出てしまいふいにしてしまったレースも少なくありませんでした。今回の勝ち方はマインドコントロールの強さも見ることができたレースといえるでしょう。柳川選手から学ぶことも多くまだまだ伸びると思いますので、皆さんの応援よろしくお願いします。

Pos
No.
Name
Lap
Total
Delay
Best
Lap
Type
Team
1 39 酒井 大作 18 35'16.577 147.00Km/h 1'56.211 4/18 ZX-6RR TEAM GREEN
2 9 大崎 誠之 18 35'21.038 4.461 1'56.840 3/18 YZFR-6 SP忠男レーシングチーム
3 12 宮崎 敦 18 35'36.634 20.057 1'57.552 2/18 YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
4 76 渡辺 篤 18 35'40.457 23.880 1'57.504 17/18 GSX-R600K6 ヨシムラスズキwithJOMO
5 11 奥野 正雄 18 35'42.293 25.716 1'57.991 16/18 YZF-R6 伊藤RACING・GMDスズカ
6 53 須貝 義行 18 35'43.349 26.772 1'57.887 15/18 749R チームスガイ&フクダテクニカ
7 33 波多野 祐樹 18 35'43.349 26.772 1'58.106 15/18 GSX-R600K6 レーシングサプライ 角力斗雲
8 62 藤原 儀彦 18 35'45.143 28.566 1'58.466 2/18 YZF-R6 ジュビロ レーシング チーム
9 99 野田 弘樹 18 35'45.697 29.120 1'58.001 2/18 CBR600RR レーシングチーム ハニービー
10 3 辻村 猛 18 35'45.939 29.362 1'58.218 2/18 CBR600RR F.C.C.TSR
11 34 岩田 悟 18 35'46.119 29.542 1'58.239 16/18 CBR600RR CLUB PLUS ONE
12 16 生形 秀之 18 35'46.745 30.168 1'58.288 3/18 GSX-R600K6 エスパルスドリームRT・SBS磐田
13 37 佐藤 裕児 18 35'47.182 30.605 1'58.372 3/18 YZF-R6 ジュビロ レーシング チーム
14 30 津田 拓也 18 35'49.075 32.498 1'58.414 14/18 CBR600RR チームOSG&モトスポーツ
15 13 稲垣 誠 18 35'51.720 35.143 1'58.298 3/18 CBR600 バーニング ブラッドRT
23 56 小室 旭 18 36'25.208 1'08.631 1'59.869 7/18 ZX-6RR RS-ITOH&KAZE
28 22 山本 琢磨 18 37'11.666 1'55.089 1'58.435 17/18 ZX-6RR TRICK☆STAR MAX
御声援ありがとうございました。
次回 第2戦は、4月16日 三重県 鈴鹿サーキットにて行われます。

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レースの詳細・動画等はMFJサイトでご確認ください。
・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■GAORA(ロックオン)

全日本選手権(もてぎ)
 4月10日 (月)22:30〜24:30(初回放送)
 4月13日 (木)15:00〜17:00
 4月16日 (日)11:00〜13:00

※スカパー!、ケーブルテレビで放送中
http://www.gaora.co.jp/motor-sports/lockon/index.html

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください。


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